事例に学ぶオリンピック開催跡地の有効活用

シドニー大会・ロンドン大会にみる跡地の永続的視点

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サマリー

◆オリンピックを一過性のイベントに終わらせることなく、地域の活性化やスポーツ文化の発展が伴う価値創出の契機にすることが重要である。


◆シドニー大会は環境面の配慮を統一コンセプトにした事例である。シドニーオリンピック公園を主軸とし、自然環境にやさしい街づくりを目指している。


◆ロンドン大会は都市開発に軸足を置いた事例である。オリンピック終了後を見据え恒久と仮設の競技場を作り分けた。仮設競技場は大会終了後に撤去あるいは規模縮小し、跡地に新たな都市の建設を進めている。


◆それぞれ発展の仕方は異なるものの、州や市の組織が主体となって、大会施設の運営管理あるいは跡地の開発に計画的に取り組んでいる点に着目したい。

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