2024年1-3月期GDP(1次速報)予測~前期比年率▲1.6%を予想

自動車の大幅減産とサービス業の反動減で2四半期ぶりマイナス成長

RSS

2024年04月30日

サマリー

◆5月16日公表予定の2024年1-3月期のGDP速報値(1次速報)では、実質GDPが前期比年率▲1.6%(前期比▲0.4%)と、2四半期ぶりのマイナス成長を予想する。国内自動車メーカーの大幅減産や、一部サービス輸出における前期からの反動減が全体を押し下げた。

◆個人消費は自動車を含む耐久財が大きく減少したものの、所得環境の改善を背景に全体として増加したと予想する。住宅投資は横ばいに推移する一方、設備投資は減少したとみられる。公需は公共投資、政府消費双方の増加を見込む。

◆輸出は財・サービスいずれも減少した。輸出の減少幅が輸入のそれを上回った結果、実質GDP成長率に対する純輸出(外需)の寄与度は前期比▲0.9%ptとマイナスに転じたとみられる。

このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。