2024年02月27日
◆人的資本経営の理想の姿は従業員の能力を最大限に引き出し、経営目標を達成することである。その過程で従業員が自己の成長を確認でき、成果に応じた公正な処遇が実現することが重要である。
◆従業員の人事制度や働き方に対するニーズは多様であることはいうまでもない。企業としては施策に対するコストパフォーマンスも気になる。ここで社内の議論が行き詰ると改革が遅々として進まないという状況に陥る可能性が高くなる。
◆多くの企業が従業員満足度調査を実施している、しかしその結果は必ずしも効果的に活用されていない事例が多い。従業員満足度の向上を梃子にして人的資本経営を成功につなげるプロセスについて考察する。
◆従業員満足度調査項目の『従業員が自己の成長を実感しているか』、『職場のコミュニケーションは良好か』、『公正な処遇が実現されているか』等の質問への回答は重視すべきである。ここが人的資本経営の成否に大きな影響を与える。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
執筆者のおすすめレポート
関連のレポート・コラム
関連のサービス
最新のレポート・コラム
-
消費データブック(2024/5/2号)
個社データ・業界統計・JCB消費NOWから消費動向を先取り
2024年05月02日
-
FOMC 利下げ開始の先送りを示唆
再利上げには消極的、2024年内の利下げ開始は明言せず
2024年05月02日
-
少数株主保護及びグループ経営に関する情報開示の充実
持分法適用関係についてもCG報告書開示を要請
2024年05月01日
-
ユーロ圏はテクニカルリセッションを脱出
1-3月期GDPは前期比+0.3%、市場予想から上振れ
2024年05月01日
-
新興国通貨安は脱炭素に向けた投資の障害に
~通貨バスケットに連動する債券(WPU連動債)で為替リスクを低減~
2024年05月08日