CAREER STEP

生源寺 一正
  • システム

2000年入社
企業システム事業本部
デジタルソリューション部

生源寺 一正

数多くの大型案件に携わってきたトップランナーの目指す先とは

システム開発・保守業務に約10年間従事した後、営業支援(プリセールス)やITコンサルティングと多種多様な業務に従事。豊富なスキルや知見を獲得してきた自身の歩みとともに、組織全体の成長を目指す今後の展望について語ります。

PROLOGUE

これまでの歩み

  1. 2000

    システムインテグレーション第一部

    大手通信事業会社向け情報システムの開発・保守

  2. 2011

    プロジェクト統括部

    一般事業会社に対する営業活動や技術検証支援、システム開発等

  3. 2013

    基盤システムコンサルティング部

    エネルギーマネジメントシステム、公共系システムのソリューション提案・システム開発

  4. 2015

    システムコンサルティング第三部

    中期経営計画策定コンサルティング、エネルギーコンサルティング等

  5. 2018

    企業システム開発第三部

    大手通信事業会社向け情報系システムおよびITインフラの開発等

  6. 2019~TURNING POINT

    デジタルソリューション部

    一般事業会社に対するプリセールスおよび新規顧客の開拓、システム開発等

入社1年目

2000年 システムインテグレーション第一部

仕事に対する姿勢や責任感を身をもって学んだ10年間

新入社員研修を終え、SEとして私が配属になったのは大手通信事業会社のシステム開発・保守を手がける部署。大学では政治経済学を専攻していたため、IT関連の知識は皆無でした。それでも、入社後の研修で基礎的な知識をひと通り学ぶことができたので、特に不安を感じることはありませんでした。
私が保守を担当していた情報システムは、稼働開始から年数が経っていたこともあり、急なトラブル等の対応に追われることも少なくありませんでした。苦労することも多かったですが、お客様から「ありがとう」と感謝の言葉をいただけることが仕事の励みになりました。一緒に困難を乗り越える仲間との連帯感やチームプレーの大切さ認識するとともに、仕事に対する責任の大きさを実感。この頃の経験や学んだことが社会人としての私のベースになっています。

STEP.01

入社12年目

2011年 プロジェクト統括部 上席課長代理

常に相手の立場で考える「お客様ファースト」の重要性を知る

部署異動を何度か経験したのち、この部署ではシステム開発だけでなく、一般事業会社への営業活動や技術検証等における支援等、幅広い業務を担当することに。特に私自身が大きく成長を感じたのは、円滑にプロジェクトを進めるために、お客様先に初めて常駐して業務を行ったときのことです。お客様や関連するベンダーと密接なコミュニケーションを取り、自ら周囲に指示を出してマネジメントを行う役割を任されていました。しかし、大和総研に属する私をお客様の一員として受け入れてもらうまでは、思うように協力を得ることができませんでした。それでも、任された役割をしっかりとこなし、課題解決に向けて力を尽くすことで信頼を獲得。案件に欠かせない存在として、私自身や大和総研が仲間と認められたことがうれしかったです。自分がお客様側の視点に立つことで、お客様が抱える課題の本質や私たちに何を期待するのか、本当の意味で理解することができたように思います。この経験を通じて、常にお客様の立場で考える「お客様ファースト」の重要性を改めて実感しました。

STEP.02

入社14年目

2013年 基盤システムコンサルティング部 上席課長代理

システム提案から受注、構築まで全てに携わる立場に

お客様先での常駐業務を終え、システム導入等の提案に際し、営業を技術面からサポートするプリセールスを担当することに。公共系の手数料管理に関する業務システムとエネルギーマネジメントシステムという大規模な2つの案件に携わりました。
これまでも既存システムを更改するタイミングに合わせて、より良いシステムのご提案を行う等、プリセールスとしての経験はありました。ただ、新規案件の提案初期段階から参画し、受注後もシステム開発担当として携わり続けるのは初めてのこと。また、新しい先進技術の導入を提案に盛り込んだのは、私たちにとって大きなチャレンジでした。ベンダー製品を活用するにあたり、製品のノウハウを新たに習得したり、想定外の事態への対応が必要になったりとさまざまな難局に直面しながらも、パートナー企業の協力を得て構築を完遂。自ら提案して受注したシステムをゼロから作り上げ、お客様に評価していただいたことは、とても良い経験になりました。

STEP.03

入社16年目

2015年 システムコンサルティング部第三部 次長

知識やスキルを総動員したコンサルティング業務を経験

大和総研では、システム・リサーチ・コンサルティングとの連携を図れることが大きな強みです。私はシステム部門の社員として、ITやシステムに関する専門性を活かしたコンサルティングを担い、お客様の中期経営計画の策定やエネルギー供給の最適化を支援することになりました。
中期経営計画の策定は、コンサルティング部門において豊富な実績を有していましたが、お客様が高度ITを活用した長期的なプランの策定を希望されていたことから、支援要請を受けて参画。エネルギー関連のコンサルティングも、これまで経験してきた業務知識に加えて、最新のエネルギー業界動向など新たな知識が必要であり、どちらも新たなチャレンジが求められる案件でした。経営計画やビジネス課題を把握・分析した上で、長期的なビジョンに立った施策を立案するコンサルティングは、これまでのシステム開発とは異なる業務であり、私にとって非常に多くのことを学ぶ機会になりました。
大和総研では、様々な業種・業界のお客様をあらゆる視点から支援するため、業界や業務知識について日々勉強する必要があります。そのような積み重ねを経て、最終的にお客様のビジネスに貢献できたときは、「何事もやればできる」という強い確信と大きな自信につながります。

STEP.04

入社19年目

2018年 企業システム開発第三部 次長

各自のモチベーションを高めて最高のパフォーマンスを発揮

これまで開発プロジェクトのリーダー等を多く務めてきましたが、この年に初めてマネージャー職である課長となったことで、各メンバーのキャリア形成をサポートする立場に。また、大手通信事業会社のシステムを担当する部署として、既存システムの機能追加や保守・運用、大規模なシステム更改等、常に複数案件が同時進行していました。
チームとして最高のパフォーマンスを発揮するためには、メンバーがモチベーションを高く維持し続けることが必須です。しかし、そのための条件は各自異なるため、メンバーの志向や性格を詳細に把握し、一人一人のモチベーションアップを後押しするよう心がけました。そうして取り組んだ結果、周囲からの協力もあり、チームが一つになって各案件とも無事に完遂。プロジェクトをやり遂げたことはもちろんですが、それ以上に、メンバーが成長し、ワンチームになれたことに大きな手応えを感じました。

STEP.05

TURNING POINT

入社20年目

2019年〜 デジタルソリューション部 副部長

お客様のビジネス成功や会社の成長が最大の関心事に

入社20年目という節目を迎えた年に、システム開発やプロジェクト企画、コンサルティングといった、これまで経験したことが全て活かせる業務を担うことになりました。中・長期的な目線で会社の業績が上がるような成長戦略を企画・立案し、お客様への提案からシステム開発までを総括する部署に副部長として着任。
大和総研が成長を続けるためには、お客様にさらに貢献できるよう会社をもう一段高いレベルに押し上げる必要があります。その実現に向けて、部署間の連携を強化しながら、お客様のビジネス成功を目指し、結果として大和総研の売上拡大を達成することが現在の主なミッション。個々のお客様や一つ一つの案件から視野を広げて、より大局的な視点で、大和総研が進化し続けるための戦略を考えるようになったことは私にとって大きな変化であり、自分自身のキャリアにおける重要な転換期になったと感じています。

STEP.06

これからのキャリア

得られた知識やスキルを会社の未来に活かしていく

大和総研はお客様の一番近くで寄り添う専門家集団であるべき、というのが私の持論であり、日頃から「Be professional(プロフェッショナルであれ)」という姿勢を意識するよう、周囲のメンバーにも伝えています。大和総研の社員は本当に真面目で、目の前の仕事に全力で取り組み、仕事に必要な知識やスキルについては当然のように勉強・習得しています。しかし、「professional」であるためには、さらにその先を見据えた自己研鑽が不可欠。より多くの社員が真の専門家になることが、お客様ファーストの実現や大和総研の成長につながると考えています。
大和総研の使命は、お客様の社会的使命やビジネス目標の実現を通じて、世の中の「できたらいいな」を一つでも多く「当たり前」に変えていくこと。そのためにも、社員がより楽しくやりがいを感じて仕事ができる会社になれるよう、効果的な戦略や施策をとことん考え抜き、自分にできることを実行したいと思います。

記載された写真および原稿は2023年5月時点のものです。

その他