CAREER STEP 多様な業務経験を通じて得られた知識やスキルを活かし、自分の将来を拓いていく

• 営業

2010年入社
企業システム事業本部
システムコンサルティング第二部

浜田 康平

ITインフラ構築から営業担当に転身、多様なキャリアを経て見据える将来は

ネットワーク構築・運用保守に約10年間携わった後、営業部署に異動。幅広い業務経験で得られた知識やスキルを強みに、自身が描く未来について語ります。

PROLOGUE

これまでの歩み

1. 2010

   システム基盤統括部

   ITインフラ（ネットワーク）設計・運用保守

2. 2017

   システム技術部

   ITインフラ（ネットワーク）運用保守、保守改善

3. 2019

   システム技術部

   ITインフラ（ネットワーク）運用保守、定型業務等の効率化推進

4. 2020TURNING POINT

   システムソリューション第四部

   一般事業会社に対するソリューション営業・提案活動

5. 2022~

   システムソリューション第四部

   一般事業会社に対するソリューション営業・提案活動、金融会社のプロジェクトにおける営業支援

入社1年目

2010年　システム基盤統括部

スペシャリストを目指して知識やスキルの習得に励む

入社後に私が配属になったのは、ネットワークの構築や運用保守を手がけるITインフラの部署。主に担当したのは、証券会社が提供している金融サービスに関して、エンドユーザーとシステムをつなぎ、サービスを安全かつ快適にご利用いただくためにITインフラを整備する業務です。学生時代にプログラミング等の経験はあったものの、ネットワークについては未経験だったため、知識や技術の習得に勤しむ毎日。また、将来はネットワークやセキュリティ等の技術を極めたスペシャリストになりたいと考え、資格取得にも積極的に取り組みました。
プライベートでは、2012年に結婚。その後2児の父親となり、それぞれ育休を取得しました。当時の上司から「この時期にしっかり子どもと向き合えるのは、とても良いことだと思う」と言ってもらえたことは今も心に残っています。周囲の方々の協力のもと、育休を取って家族と向き合うことで、子育ての楽しさを知るとともに、父親としての責任を強く自覚することができました。

STEP.01

入社8年目

2017年　システム技術部 課長代理

リーダー経験を通じてチームで取り組むことの意義を知る

組織の再編により部署名は変わりましたが、基本的な業務内容に変更はなく、引き続きITインフラ関連の業務に取り組みました。外部で行われる泊まりがけのセキュリティ研修に自ら参加する等、さらなるスキルアップを図る中、初めてプロジェクトのリーダーを任されたのは入社5年目の頃でした。外部ベンダーの担当者とネットワーク設計について議論を重ねたり、営業担当者と同行してお客様に要件を説明したり、さまざまな立場の人とやりとりする機会も増え、仕事の幅は格段に広がりました。
リーダーとして常に心がけていたのは、周囲への目配り。メンバーそれぞれに配慮し、各自が円滑に業務を進められるようタスクを細分化することがマネジメントを行う上では重要だと感じています。個人が任された範囲の仕事に取り組むだけでなく、メンバー同士が互いに協力し、チームとして進めることでより良い成果が得られるということを実感できたのは、自分にとっても大きな成長とやりがいにつながりました。

STEP.02

入社10年目

2019年　システム技術部 上席課長代理

自ら名乗りを上げて、本部全体の業務改革に挑む

大和総研は、希望すれば多くのことにチャレンジする機会を得られる会社です。そのことをまさに実感したのが、所属している本部全体の業務効率化を推進するプロジェクトへの参画。より知識やスキルが求められる重要な業務に時間や人をシフトさせるために、日常業務の効率化を推進すべく、自ら手を挙げたことでリーダー役を任されました。私が全体の推進役を務め、各部署に配置されたリーダーと連携しながら業務改革に着手。まずは各セクションで非効率な業務や生産性の低い作業を洗い出し、プロセスの改善や業務を自動化するRPAツールの導入等を進めました。
一部では従来の作業手順を変更することに反発の声もありましたが、粘り強く議論を重ね、時には上司の協力を仰ぎながら改革を推進。自動化による工数削減等の定量評価を行い、改善効果を可視化して周囲の理解を得ることにも努めました。
その結果、これまで作業に充てられていた時間を短縮し、より付加価値の高い業務に取り組める環境を整備することができました。本部全体の生産性向上に貢献できたとともに、自分自身にとっても今後の仕事を進めるうえで大きな自信となりました。

STEP.03

TURNING POINT

入社11年目

2020年　システムソリューション第四部 次長

営業部署への異動を契機に、新たな道を拓く

入社以来さまざまな案件に関わる中で、ITインフラ関連のスペシャリストを目指す以外にも多様な道があるのではないかと漠然と考えるように。とはいえ明確なビジョンはまだ描けずにいたため、今後のキャリアや異動希望を申告する「自己申告制度」では、異動を希望する部署として複数の候補を挙げました。結果として、そのうちの一つである営業部署に異動することが決まりました。
入社11年目にして初のシステム営業という未知の分野への挑戦。システム営業では、さまざまな業界のお客様に対して、アプリやITインフラ開発、最新技術を用いたソリューション提供等、幅広い領域を担当するため、これまでの経験だけでは補い切れないことも多く当初は非常に苦労しました。ソリューション提案から受注に至るまでのお客様との折衝、契約に関する事務手続きやプロジェクト開始後のサポート業務等、先輩に同行しながら業務を一から学びました。その中で、お客様と信頼関係を築くという営業担当者の役割を強く自覚するとともに、相手の信頼を得て仕事を託される喜びや仕事の面白さを知ることができたのは新たな発見でした。今後、自分のキャリアを振り返った時に、営業部署への異動は間違いなく大きな転機になったといえると確信しています。

STEP.04

入社13年目

2022年〜　システムソリューション第四部 次長

大規模なシステム統合を目指すお客様を支援する

異動して2年経ち、営業の仕事にも慣れてくる中、大規模なシステム統合に向けて準備を進めている金融会社を担当することに。システム統合による全体最適化を目指すお客様のニーズを把握し、必要なソリューションを明確にすべく、お客様先に週の半分以上お伺いし、営業担当として密接な支援を行っています。
営業としてのキャリアはまだ浅いですが、さまざまな営業スタイルを確立している先輩の姿を日々追いかけ、学んでいます。自分なりに意識しているのは、単にお客様の意見をそのまま受け入れるのではなく、自分の考えを持ったうえで向き合い、提案すること。自分の思いを誠実に伝えることが、信頼の構築につながると思っています。
今後も、お客様が目指すシステムの最適化を実現するために支援を継続することで、ユーザーの利便性向上に寄与し、世の中に広く貢献していきたいです。

STEP.05

これからのキャリア

得られたスキルを活かして社会に還元していく

多様な業務を経験したことにより、私はお客様の業務やシステムを支えるこの仕事が好きなことを再認識することができました。まずは営業として自分自身のスタイルを確立できるよう、引き続き邁進していきます。
もし今後、改めてシステム開発に関わる機会があるとすれば、営業部署で身につけた知識やスキルを基に、さまざまな部署が密接に連携できるよう積極的に働きかけていきたいと思います。さまざまな立場でお客様やシステムに携わってきたことで得られた多角的な視点から、お客様のあらゆるニーズに応え、貢献できたらうれしいですね。
システム開発も営業もその根底にあるのは、お客様からの信頼であり、確実な案件遂行です。私自身、根底となるお客様とのリレーションを構築する役割を担いつつ、業務改革の推進を行う等、組織をより良い方向に導く一助となり、仕事を通じて社会に貢献したいと考えています。