INTERVIEW

金融制度の調査・情報発信を通じて数多くの企業と金融市場の発展に貢献

  • リサーチ

2017年入社
調査本部
金融調査部藤野 大輝

仕事内容

わたしの主な仕事内容

  • リサーチ

    リサーチ

  • 法制度調査・分析

    法制度調査・分析

金融制度に関する情報発信を通じて、企業と金融市場に貢献

私は金融調査部の中で、金融に関する法制度について調査・発信を行う制度調査課に所属しています。取り組みのメインテーマは企業情報開示制度。これらは金融市場の健全化・活性化のためだけでなく、企業経営のために欠かせない資金調達においても重要な役割を担います。だからこそ、資金調達を行う企業は、頻繫に改正が行われる法制度を的確に理解し、適切な情報開示が求められるのです。
複雑な企業情報開示制度の理解を支援する目的で、私は金融関連制度に関するさまざまなレポートの執筆を行っています。主には企業情報開示を行う事業会社や、開示された情報を確認した上で投資判断を行う投資家に向けた情報です。金融に携わる方々にとって有益な情報とは何なのかを自分で考えてテーマを設定し、企業価値向上につながる重要な情報発信を通じて社会に貢献できていると感じます。

SECTION.01

もっとも大切なのは、お客様のニーズに寄り添う姿勢

レポートのテーマは自由に設定できますが、重要なのは「お客様のニーズに応えることを第一に考える姿勢」です。新人の頃はなかなかニーズを捉えられずテーマ設定に悩みましたが、上司に相談しながらたくさんの情報発信を行ううちに、レポートを読んでいただいたお客様から「そのテーマについて勉強会を開いてほしい」といったご要望をいただく等、お客様と直接お会いする機会に恵まれました。お客様とお会いするなかで、実際のニーズを把握することができ、次のレポート執筆に活かすことで、理想的なサイクルが生まれます。
お客様が困っていることは何なのか、それを常に意識して活動することが、お客様に選ばれるために、重要な姿勢だと考えています。

SECTION.02

心に残ったエピソード

数多くのお客様への貢献と書籍発行につながったレポート

これまで私が担当してきた金融制度に関するレポートの中で、最も大きな反響があったのが「サステナビリティ情報開示」に関するレポートです。近年はESG投資やその評価のためのESGスコアが注目を集めているように、企業活動において「サステナビリティ」の視点が重視されております。「サステナビリティ」に関する情報開示へのニーズが高まるタイミングでレポートを発表し、複雑な制度をわかりやすく整理したことで高い評価をいただきました。レポートをきっかけに、100社を超えるお客様のもとへ訪問し、数多くのお客様に対して貢献できていると実感することができました。また、メディアからの反響も大きく、このテーマでの単著による書籍「ESG情報開示の実践ガイドブック」の発行にもつながりました。

EPISODE

私が描く未来

スペシャリストとゼネラリストを兼ねる存在に

もともとは制度調査課に所属していましたが、ESG調査課も兼任することになった時に、それまでに蓄積した知見とESGを掛け合わせて取り組んだレポートが「サステナビリティ情報開示」でした。サステナビリティはこれからの社会で長く重視されるテーマだと考えているので、私はこの分野の制度に関するスペシャリストを目指していくと同時に、それ以外の金融制度についても幅広い知見を持ったゼネラリストを兼ねていきたいと思っています。常に世の中とお客様のニーズに応える仕事を目指し、大和総研の企業価値向上と自分自身の価値を高めていきたいです。

FUTURE

これまでの歩み

  1. 学生時代

    経済学部で学びながら、新しいことに挑戦しようと弓道やボクシングを始める。これがさまざまな人との出会いのきっかけとなる。

  2. 就活〜大和総研内定

    初めはコンサルティング業界に興味を持ち、インターンシップに参加する中で情報収集や整理が得意だと気づき、リサーチ業務に関心を持つ。

  3. 入社〜/リサーチ部門内ローテーション

    1年目はリサーチ部門内の各部署をローテーション。部署ごとに取り組む調査内容の違いや情報収集の方法を基礎から学ぶ。

  4. 配属/金融調査

    入社2年目からは金融調査部で金融関連の制度について調査し、情報発信を行う。このときの中心的なテーマは、企業情報開示制度。

  5. 現在/2つの課を兼任

    入社3年目からは制度調査課とESG調査課を兼任。これまでの業務に加え、サステナビリティに関する制度を調査し、レポートや書籍を発行。

学生へのメッセージ

リサーチ業務も就活も、調べるだけではまだ足りない

リサーチ業務にも通じるところですが、就職活動では情報を集めるだけでなく、実際に自分の手を伸ばして現場に触れてみることをおすすめします。私自身も最初はさまざまな業界について調べ、インターンシップにも参加しました。その中ではじめはコンサルティング業界に関心を持ち、大和総研のコンサルタントについて調べるうちにリサーチの仕事について知りました。自分の強みを活かすならリサーチの方がマッチしていると感じ、インターンシップに参加したことが入社のきっかけです。そうして企業と直接触れ合う過程では、Webでは分からない雰囲気も伝わってくるでしょう。同じ業界・職種でも雰囲気はまったく異なることもあり、やはり実際に自分で体験してみなければ分からないことが多いと感じました。自分がどんな環境で働きたいのか、体験を通じて明確にしていくことも大切です。

記載された写真および原稿は2023年3月時点のものです。

その他

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