2024年2月雇用統計

労働参加が進む中で失業率は2.6%と上昇

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2024年03月29日

サマリー

◆2024年2月の完全失業率(季節調整値)は2.6%と前月から上昇した。内訳を見ると、失業者と就業者はいずれも増加した。他方、非労働力人口は減少した。

◆2024年2月の有効求人倍率(季節調整値)は1.26倍と前月から小幅に低下した。新規求人倍率(季節調整値)は2.26倍と2カ月ぶりに低下した。新規求人数・求職者数ともに増加したが、求職者数の増加が求人数のそれを上回った。

◆先行きの雇用環境は緩やかな改善が継続するだろう。幅広い業種で人手不足が続くなど、労働需要は強い。足元では、積極的な賃上げなど人手確保に対する動きは加速している。ただし、引き続き投入コストの増加などを受けて企業収益が圧迫され、労働需要が抑制される可能性には注意が必要だ。

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