2023年12月雇用統計

失業率は2.4%と前月から低下、雇用環境は回復傾向

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2024年01月30日

サマリー

◆2023年12月の完全失業率(季節調整値)は2.4%と前月から低下した。単月の内訳を見ると、失業者数、就業者数はともに減少し、非労働力人口は増加した。ただし、均して見ると就業者数は増加基調を維持し、非労働力人口は減少傾向にある。基調としては、雇用環境は回復傾向にあると考えられる。

◆2023年12月の有効求人倍率(季節調整値)は1.27倍と前月から低下したが、新規求人倍率(季節調整値)は2.26倍と前月から横ばいだった。新規求人数・求職者数ともに増加した。

◆先行きの雇用環境は経済活動の正常化の進展などもあって緩やかな改善が継続しよう。外食や宿泊などの対人接触型サービスの労働需要の増加が続くだろう。ただし、物価高や人件費の増加などを受けて企業収益が圧迫され、労働需要が抑制される可能性には引き続き注意が必要だ。

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