アジア

ミャンマー中小企業ツーステップローン実施促進支援

地域:ミャンマーテーマ:経済開発

「ミャンマー国中小企業金融強化事業案件実施促進支援」(委託元:国際協力機構 期間:2015年3月~2016年1月)に関する調査業務の背景と目的は以下の通りである。

ミャンマーにおける商業銀行の融資は基本的に融資期間1年の短期融資に限定されている。これが企業の設備投資における大きな課題となっている。また銀行は与信審査において(不動産)担保に大きく依存しており、豊富な不動産資産を有さない中小企業にとって、資金調達は大きな課題となっている。

JICAは上記のような背景のもと、2013年に中小企業向けのツーステップローン(※1)の企画・制度設計をすべく「ミャンマー国 中小企業振興ツーステップローン事業準備調査」を大和総研、日本経済研究所に委託した。そして、最長融資期間を5年間とし、技術支援を通じて与信審査能力向上を図るツーステップローンの枠組みが出来上がった。2015年6月のツーステップローン事業の借款契約調印後、ツーステップローンのスムースな開始に向けて、JICAは本プロジェクトを同じく2社に委託した。

当事業の主たる内容は3点である。第一に、事務局のミャンマー経済銀行(Myanma Economic Bank)への支援。例えばツーステップローンの実施マニュアルや申請書など各種フォームの作成支援。第二に、1stフェーズ参加銀行の中小企業開発銀行(Small Medium Industry Development Bank:以下SMIDB)の申請プロセス支援。第三に、2ndフェーズの参加銀行の選定支援である。

当事業による支援の結果、中小企業向けツーステップローンは2016年2月に第一回貸付がSMIDBより円滑に行われた。今後2016年9月にも2ndフェーズ参加銀行により第二回貸付が行われる予定である。

ミャンマー中小企業ツーステップローン実施促進支援

(※1)ツーステップローンとは円借款により直接中小企業に融資するのではなく、ミャンマー政府を介してミャンマーの銀行に資金貸与し、当該銀行を通じて中小企業に間接融資する仕組みである。

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