アジア

新興国における主要物品の需要拡大予測をふまえた国際展開モデルの構築に関する調査

地域:アセアンテーマ:産業調査

平成26年度 新興国市場開拓事業(相手国の産業政策・制度構築の支援事業(新興国における主要物品の需要拡大予測を踏まえた国際展開モデルの構築に関する調査))

経済産業省委託事業「平成26年度新興国市場開拓事業(相手国の産業政策・制度構築の支援事業(新興国における主要物品の需要拡大予測を踏まえた国際展開モデルの構築に関する調査))」が、2014年10月から2015年2月にかけて実施された。

本調査では、一国の所得水準と製品・サービスの需要(支出額)の関係を分析し、各種製品・サービスについて発展段階に応じた一定の需要モデルを構築することを目的としている。新興国市場での需要獲得には、どの国に、どのタイミングで、どのような製品・サービスを投入・展開するかを検討することが重要である。例えば、諸外国の発展過程において、1人あたりGDPが3,000ドルを超えてくると自動車の普及が加速する(=モータリゼーション)との通説がある。本調査による分析結果からは、予測される新興国の所得水準や製品・サービスに対するニーズを踏まえ、我が国企業が新興国での事業展開を検討する際に、進出の根拠となる考え方が提供されている。

本調査は、5つの分析により構成される。①ASEAN新興国の中から所得水準の高さに応じて3ヵ国(インドネシア、フィリピン、ベトナム)を選び、当該国の2030年までの1人あたりGDPを推計する、②国際展開によって我が国が需要を獲得しうると期待される製品・サービスについて、付加価値率と付加価値額を勘案して10種以上抽出し、当該品目の新興国における市場が所得増加にともないどのように変化するか、③自動車の例のように、一定の所得水準に達すると普及率の上昇ペースが加速する品目については、転換点となる所得水準はどこの段階か、④売上高や支出額が市場規模となる品目については、売上高・支出額が急増する転換点はどこか、⑤これら①~④を組み合わせ、それぞれの国において、どのような製品・サービスをどのタイミングで投入・展開すべきか、である。

本調査の成果の一つとして、ベトナムでは、エアコンは2016年中、電子レンジについては2018年中が予想される「普及段階」での市場参入への意思決定を行う必要があるとの結論が得られた。

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