2013年03月28日
サマリー
前回、財・サービスの価格が市場で需要と供給を通じてどう決まっていくのかということについてお話しました。一方、モノにはあまり変動しない価値というものが内在しているのではないか、という議論もあります。近代の経済学の祖とされるアダム・スミスは生産物の価値の本質は労働と考えていました。その後、マルクスの剰余価値説なども生まれました。現在では、価値を労働だけに求める議論に対し、経済資源のもつ希少性に注目する考え方が主流になっていますが、決着がついたとまではいえません。ここではこれらの考え方を紹介したいと思います。
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