2014年06月10日
サマリー
コミュニティサイクルは、決まった定義があるわけではありませんが、一番大きな機能を挙げるとすると自転車を共有(シェアリング)することです。レンタサイクルとの違いは、会員制であることや複数の貸出・返却ステーションが利用できることなどが挙げられます。コミュニティサイクルを実施している自治体に対する国土交通省のアンケート調査では、導入の目的として重視する項目の上位は、「観光戦略の推進」、「公共交通の機能補完」、「地域の活性化」となっています。
江東区では、臨海部(豊洲・東雲・有明・青海・港区台場)で、コミュニティサイクルの実証実験を行っています。これは、平成23年に策定した「豊洲グリーン・エコアイランド構想」の中で謳われている、6つの視点の一つ「環境交通(環境と人にやさしいエコモビリティの導入)」に則したものです。複数路線の駅間などの、他の交通機関がないために往来しにくい地点の結びつきを強化することで公共交通の利用を促し(環境負荷の低減)、まちの回遊性を高める(地域活性化)ことなどを目的としています。今回は、実証実験の実施主体である江東区都市整備部まちづくり推進課に、コミュニティサイクルに関する取り組みについて伺いました。
第1回 下水と電力の関係 ~葛西水再生センター~
第2回 ぬるい水の力 ~新砂三丁目地区冷暖房事業~
第3回 スマートな横串 ~東京工業大学・環境エネルギーイノベーション棟~
第4回 余剰と時間差の有効活用 ~東京都・葛西給水所~
第5回 エネルギーとおいしい水の関係 ~東京都・朝霞浄水場~
第6回 オープンが主体性を育む ~千葉市・市民協働型実証実験「ちばレポ」~
第7回 複数の視点で評価する ~渋谷区立渋谷本町学園・地中熱ヒートポンプ~
第8回 規制改革は意識改革とともに ~つくば市・つくばモビリティロボット実験特区~
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