サマリー
◆2023年6月の消費は前月から足踏みした。財消費のうち、百貨店商品販売額やアパレル販売額は新型コロナウイルス感染拡大前の2019年同月比で前月からマイナス幅が拡大した。新車販売台数は前月から増加した(大和総研による季節調整値)。サービス関連のうち、新幹線輸送量は2019年同月比で前月からマイナス幅が横ばいだった。宿泊需要は前月から回復した。
◆2023年7月の消費は前月から増加したとみている。財消費のうち、百貨店大手3社やアパレル大手3社の既存店売上高は2019年同月比で前月から伸び率が高まった。新車販売台数は前月から減少したが、均して見れば増加基調を維持した。サービス消費のうち、新幹線輸送量は2019年同月比で前月からマイナス幅が横ばいだった。宿泊需要や外食需要は前月からプラス幅が拡大した。移動人口の動向を見ると、月下旬には2019年同月を2%程度上回った。
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