DIR-ACE Technology Ltd.の設立について

ミャンマー初のデータセンターの稼動

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2013年04月30日

  • 株式会社大和総研
    ACE Data Systems Ltd.

株式会社大和総研(以下、「DIR」)とミャンマーのACE Data Systems Ltd.(以下、「ACE社」)は、4月8日、ITサービスを提供する合弁会社として、ミャンマーにDIR-ACE Technology Ltd.(以下、「DAT」)を設立しました。
ACE社はミャンマーで銀行システムも手掛けている有数のIT企業であり、DIRはACE社に対し、2010年12月より証券業務にかかわるシステム開発を中心に委託し、協力関係を築いてきました。継続的な開発委託を通じて、技術力を高め、100名規模の体制を整備しています。


一方、DIRはご存知の通り、ミャンマー国と本格的な資本市場をつくるための覚書を締結(※)しており、そのために証券取引所や証券会社が円滑に業務を行えるようなシステムの構築に着手しております。
いよいよ、準備してきたこの体制をコアにDATを設立し、証券取引所、証券会社システム構築を支援してまいります。
加えて、2013年7月にDIRではミャンマー国で初めてとなるデータセンターの稼動を予定しており、すでにミャンマーに拠点を置く日本企業から引き合いもきています。さらに、ヤンゴンから20kmと至近距離にあるティラワ経済特別区へ進出する企業にも対応していくため、人員も増強していく予定です。

合弁会社の概要

商号 DIR-ACE Technology Ltd.
設立日 2013年4月8日
所在地 ミャンマー ヤンゴン市
代表者 会長 U Thein Oo(ウー・ティン・ウー)
社長 大川 和宏
出資比率 DIR:50%
ACE社:50%

DIR 深井社長コメント
当社は、長年にわたりミャンマー資本市場育成にむけた支援に取り組んでおります。
1997年より交流があり、2010年よりオフショア開発を委託してきたACE社と、この度合弁会社を設立するに至ったことは、歴史的な縁を深く感じております。
合弁会社は、証券取引所や証券会社等にむけたITおよび業務支援、教育など幅広くサービスを提供する、ミャンマーの代表的なITサービス企業として、同国の資本市場の発展に大いに貢献してまいります。


ACE社 ウー会長コメント
「証券資本市場の発展」は、社会経済の発展にとって重要な鍵であるという認識に立ち、DIRと当社はこれまで強力な関係を打ち立ててきており、又この目標にむけて真摯に努力してまいりました。この度、私どもは正式に合弁会社を設立いたしましたが、今後は新しい技術、広範囲に及ぶ革新的な技術の導入にむけてより一層努力し、ミャンマー人技術者に雇用の機会を創出していく所存です。ミャンマーの発展にむけて加速するためにも、このパートナーシップを活用してまいります。


大和総研
株式会社大和総研は、日本を代表する大和証券グループのシンクタンクとして、リサーチ、コンサルティング、システムソリューションの3つの分野において、相互に連携し、付加価値の高い情報サービスを提供しています。
詳細は、大和総研グループウェブサイトをご覧下さい。


ACE Data Systems Ltd.
1992年に設立されたミャンマーの大手システム開発会社であり、銀行、ホテル、小売等の顧客に対してシステム構築を行っています。資本金は1億チャット、2011年度の売上高は約10億チャット、従業員数305名(2013年3月現在)。代表者のU Thein Oo(ウー・ティン・ウー)氏は、ミャンマーICTパーク運営企業の会長も務めています。