AIエージェントの現在地、活用の方向性
AIエージェントがもたらすゲームチェンジは自動化だけの話ではない
2024年の登場以降、「AIエージェント」は「生成AI」の次のAIトレンドとして、提供企業・ユーザーを問わず、国内外で多くの取り組みがみられました。AIエージェントについては「AIエージェントとは?次世代技術の活用と未来展望をわかりやすく解説」「AIエージェントとは? 2025年度上半期のアップデートを解説」にて解説していますが、当該テクノロジーはAI以外の幅広い領域にも影響をもたらすキーテクノロジーとなっています。
AIエージェントは従来の生成AIアシスタントと比較すると、利用者の目標達成のために自律的に稼働し、業務を遂行するという点が大きく異なります。コアとなる技術は目標・プロセス定義、推論(生成AI・LLM)、データ(RAG・データ基盤・データ連携)、外部連携(エージェント間連携:A2A、AGNTCY、アプリケーション連携:MCP)の4つとなります。また、ガバナンス、信頼性の課題を解決するため、ガードレールや監査などセキュリティ系の機能も重視されるようになっています。
AIエージェントは外部のアプリケーション、データベースやIoT・ロボットなどと相互にインプット・アウトプットを行い、従業員が手動で行っていた業務の自動化を進めることができます。一方で、OS、ミドルウェアのようにシステムと利用者をつなげ、柔軟性の高い処理を進めることができるからこそ、情報漏えい、標的型攻撃など、セキュリティ・ガバナンス面での影響も懸念されています。膨大な処理が要求されるため、AIエージェントを稼働させるコンピューティングリソース、データセンター、通信もAIエージェント・生成AIを前提とした新たな設備投資が求められています。
AIエージェントがもたらす変化としては、世の中の多くのニュース・投稿が指摘しているように働き方、人との競合といった側面や、AIとの付き合い方、法規制面での取り扱い、地政学・安全保障といった各方面での影響が懸念され、国籍や産官学を問わず幅広い検証、取り組みが進められています。
大和総研は、主要なAIサービスベンダのパートナーであり、AIやセキュリティ、アプリケーションなどの総合的な知見を持つスペシャリスト集団として、お客様のニーズに合わせて最適なAIエージェントのソリューションを提案・支援いたします。