2007年のM&A動向レビュー(2) 三角合併

~クロスボーダーM&Aに不可欠なツール~

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2008年03月17日

  • 藤島 裕三

サマリー

◆ 2007年のM&A件数は前年比2.8%減の2,696件となった(レコフ調べ)。本シリーズでは同年のM&A動向を主要なテーマごとに概観する。第二回目は三角合併。

◆ 三角合併はあくまでも友好的M&Aが前提。意中の外資を受け入れるのみならず、外国企業を傘下に収める際にも有用な、クロスボーダーM&Aのツールだといえる。

◆ 敵対的に使いにくいといっても、外資などが魅力的なプランを提示すれば、経営陣に圧力がかかるだろう。株主価値を最大化する経営に邁進する端緒とすべきである。

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