米国経済
米国経済見通し 労働資源の活用が進む兆候

緩やかでもしっかりとした回復ペースへ

2014年8月20日

  • ニューヨークリサーチセンター シニアエコノミスト 土屋 貴裕

サマリー

◆4-6月期の実質GDP成長率は1-3月期のマイナス成長からの反動で予想を上回り、1-3月期の統計も上方修正された。今後の見通しに変更はないが、上半期の成長ペースが上方修正されたことに伴い、2014暦年の成長率見通しを引き上げた。

◆7月開催のFOMC(連邦公開市場委員会)では、経済の現状認識が上方修正され、労働市場は失業率という観点からは改善が進んでいるとした上で、労働資源の利用について、多くの指標は「著しい活用不足が残っていることを示唆」しているとした。

◆求人件数が増加し、労働資源の活用が進む兆候があり、雇用環境の改善を背景とした底堅い個人消費と住宅市場の回復に加えて、底堅い内需に支えられた企業部門がより活発化すれば、経済の好循環が進展することが期待される。

◆金融政策は、市場での見通しにもばらつきがあって先行き不透明である。中間選挙で議会の構成が明らかとなった後、労働市場の動向を踏まえつつ、政策の先行きがより明らかになってくるだろう。

レポートをダウンロードする

お気に入りへ登録

この記事を「お気に入りレポート」に登録しておくことができます。

このレポートのURLを転送する

  • @

お問い合わせ

PDFファイルの閲覧にはAdobe® Reader®新しいウィンドウで開きますが必要となります。お持ちでない方は、アドビ システムズのウェブサイトから無償ダウンロードができます。
なお、Adobe® Reader®のインストール方法は、アドビ システムズ ウェブサイト新しいウィンドウで開きますをご覧ください。

Get Adobe® Reader®

リサーチ

リサーチメールマガジン

大和総研研究員によるレポートやコラム、書籍・刊行物などの最新情報を適宜お届けします。

ダイワインターネットTV

2016年11月16日
トランプ新大統領の今後と金融政策への影響

2016年10月26日
米国大統領・議会選挙のポイント

2016年9月28日
2016年9月FOMCのポイントと金融政策の見通し

書籍

川村 雄介 監修・著、
大和総研 著
『習近平時代の中国人民元がわかる本』

誕生から半年が過ぎようとして、“改革”に力が入る中国・習近平政権。なかでも、人民元は、中国が世界にアピールできる1つの武器となっている。本書では、人民元に対する素朴な疑問から、中国が目指す未来まで分かりやすく解説。そして、変わりゆく人民元に投資する際の留意点なども指摘している。

川村 雄介 監修・著、
大和総研 著
『ミャンマー開国 ― その経済と金融 ―』

民主化政策への転換を図り、開国したミャンマー。本書では、ミャンマーの歴史・政治体制を俯瞰し、人的資本、産業構造、対外関係、金融・財政などを統計に基づき客観的に解説、抱える課題や今後の経済発展に必要な政策についても述べています。ミャンマーをより深く理解して頂くため、多くのビジネスマンに活用して頂ければ幸いです。