欧州経済
ユーロ圏危機はいつ、どのように再燃するのか

ドイツ総選挙が「蓋」を外す?

2013年4月30日

  • ロンドンリサーチセンター シニアエコノミスト 児玉 卓

サマリー

◆2か月に及んだイタリアの政治空白、キプロスの預金課税騒動などにもかかわらず、欧州金融市場の安定は維持されている。しかし、このことはユーロ圏危機が収束に向かっていることを意味するわけではない。危機は蓋をされているだけである。

◆蓋の一つが世界的な金融緩和、第二が米国を核とした景気回復であり、もう一つの大きな蓋が9月に予定されるドイツの総選挙である。金融市場が、選挙終了まで危機対策は進捗しないと見切っているために、期待外れが市場を不安定化させるということが起こらない。この蓋は選挙終了とともに外れる。その後に市場の安定が維持されるかを決めるのは、当然ながらユーロ圏政治である。

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2016年7月7日
欧州経済・金融見通し ~英国は本当にEUを離脱するのか?~

書籍

川村 雄介 監修・著、
大和総研 著
『習近平時代の中国人民元がわかる本』

誕生から半年が過ぎようとして、“改革”に力が入る中国・習近平政権。なかでも、人民元は、中国が世界にアピールできる1つの武器となっている。本書では、人民元に対する素朴な疑問から、中国が目指す未来まで分かりやすく解説。そして、変わりゆく人民元に投資する際の留意点なども指摘している。

川村 雄介 監修・著、
大和総研 著
『ミャンマー開国 ― その経済と金融 ―』

民主化政策への転換を図り、開国したミャンマー。本書では、ミャンマーの歴史・政治体制を俯瞰し、人的資本、産業構造、対外関係、金融・財政などを統計に基づき客観的に解説、抱える課題や今後の経済発展に必要な政策についても述べています。ミャンマーをより深く理解して頂くため、多くのビジネスマンに活用して頂ければ幸いです。