欧州経済
2013年の欧州経済見通し

目指せ!欧州再建元年

2012年12月18日

サマリー

◆2012年はユーロ圏、英国とも財政再建が最優先課題となったことで、共に3年ぶりにマイナス成長に転落すると推測される。

◆2013年も財政健全化の取り組みは継続されるため、内需には下押し圧力が残る。一方、外需に関しては、新政権が固まった中国や米国で需要持ち直しの兆しがみられるため、欧州経済はほぼゼロ成長となると予想される。

◆景気のリスクは下振れにあると判断される。最大の懸念は、ユーロ不信が再燃し、金融市場が大きく動揺することである。2012年にはユーロ圏危機対応として、遅ればせながらセーフティーネットの構築が進んだ。6月のEU首脳会議では、危機解決のためにユーロ圏の統合深化を目指すことも確認された。ただし、財政統合の道筋はいまだ固まってはおらず、その第一歩である銀行同盟すらいつ実現されるか明確ではない。

◆各国の財政健全化・競争力向上の取り組みは、財政赤字縮小、経常収支の赤字縮小などの成果を上げつつある。とはいえ、景気低迷の環境下でその努力を継続することは容易ではない。気を抜かず、あきらめずに財政健全化と欧州統合深化に取り組むことができるか、2013年を欧州再建の元年とすることができるか、欧州各国が問われている。

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2016年7月7日
欧州経済・金融見通し ~英国は本当にEUを離脱するのか?~

書籍

川村 雄介 監修・著、
大和総研 著
『習近平時代の中国人民元がわかる本』

誕生から半年が過ぎようとして、“改革”に力が入る中国・習近平政権。なかでも、人民元は、中国が世界にアピールできる1つの武器となっている。本書では、人民元に対する素朴な疑問から、中国が目指す未来まで分かりやすく解説。そして、変わりゆく人民元に投資する際の留意点なども指摘している。

川村 雄介 監修・著、
大和総研 著
『ミャンマー開国 ― その経済と金融 ―』

民主化政策への転換を図り、開国したミャンマー。本書では、ミャンマーの歴史・政治体制を俯瞰し、人的資本、産業構造、対外関係、金融・財政などを統計に基づき客観的に解説、抱える課題や今後の経済発展に必要な政策についても述べています。ミャンマーをより深く理解して頂くため、多くのビジネスマンに活用して頂ければ幸いです。