新興国経済
新興国マンスリー(2016年2月)中国の製造業という世界の重石

~新興国は引き続きリスク・オフへの備えを~

2016年2月3日

サマリー

◆米国にかかわる焦点は、利上げの回数から景気拡大の持続性に移りつつあるが、新興国とすれば、リスク・オフへの警戒を継続せざるを得ない状況が続くことに変わりはない。

◆中国では最低賃金の大幅引き上げが継続すると伝えられているが、近年の賃金上昇ペースの速さは、同国における製造業の生存領域を急速に狭めてきた可能性がある。「サービス化」の進展はその結果に過ぎない。中国の製造業と言えば、鉄鋼など重厚長大産業の過大生産能力が注目されがちだが、成長率との関係で重要なのは、現在正常に稼働している企業が競争力を失って稼働が止まり、その資産が不良化することである。最低賃金の大幅引き上げは、中国発混乱が今後も継続することを予見させるニュースである。

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2016年7月7日
欧州経済・金融見通し ~英国は本当にEUを離脱するのか?~

書籍

川村 雄介 監修・著、
大和総研 著
『習近平時代の中国人民元がわかる本』

誕生から半年が過ぎようとして、“改革”に力が入る中国・習近平政権。なかでも、人民元は、中国が世界にアピールできる1つの武器となっている。本書では、人民元に対する素朴な疑問から、中国が目指す未来まで分かりやすく解説。そして、変わりゆく人民元に投資する際の留意点なども指摘している。

川村 雄介 監修・著、
大和総研 著
『ミャンマー開国 ― その経済と金融 ―』

民主化政策への転換を図り、開国したミャンマー。本書では、ミャンマーの歴史・政治体制を俯瞰し、人的資本、産業構造、対外関係、金融・財政などを統計に基づき客観的に解説、抱える課題や今後の経済発展に必要な政策についても述べています。ミャンマーをより深く理解して頂くため、多くのビジネスマンに活用して頂ければ幸いです。