新興国経済
新興国マンスリー(2015年11月)「中国ショック」は終わらない

~5中全会の一つの読み方~

2015年11月5日

サマリー

◆夏場に襲った「中国ショック」は小康状態にあるが、同国が経済大国化した必然的な結果として、グローバル金融市場は今後も中国にしばしば揺り動かされることになろう。先の5中全会の議論にはいくつかの注目すべき点がある。一つは、今後の経済発展の原動力として、イノベーションを真っ先に挙げていることである。月並みな政策目標と言えなくもないが、第13次五か年計画の草案は成長パターン転換への意思として、筋の通ったシナリオとも読める。最近の賃金の急速な上昇も、成長パターン転換を後押しするための、既存産業追い出し作戦の一環であったと考えれば腑に落ちる。

◆中国の外側で、一定の注意を要するのは、対米ドルペッグを継続している中東産油国の行方である。人民元をも含む、固定相場制度のサステナビリティが再度問われることになろう。

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2016年7月7日
欧州経済・金融見通し ~英国は本当にEUを離脱するのか?~

書籍

川村 雄介 監修・著、
大和総研 著
『習近平時代の中国人民元がわかる本』

誕生から半年が過ぎようとして、“改革”に力が入る中国・習近平政権。なかでも、人民元は、中国が世界にアピールできる1つの武器となっている。本書では、人民元に対する素朴な疑問から、中国が目指す未来まで分かりやすく解説。そして、変わりゆく人民元に投資する際の留意点なども指摘している。

川村 雄介 監修・著、
大和総研 著
『ミャンマー開国 ― その経済と金融 ―』

民主化政策への転換を図り、開国したミャンマー。本書では、ミャンマーの歴史・政治体制を俯瞰し、人的資本、産業構造、対外関係、金融・財政などを統計に基づき客観的に解説、抱える課題や今後の経済発展に必要な政策についても述べています。ミャンマーをより深く理解して頂くため、多くのビジネスマンに活用して頂ければ幸いです。