新興国経済
新興国マンスリー(2013年9月)「新興国通貨不安」は収束へ

~アップサイドリスクも~

2013年9月4日

サマリー

◆米国の量的金融緩和の巻き戻しは、同国経済の好転という実体的裏づけを伴いながら、数年に亘って行われる。その間、最近見られるリスク・オフが継続するのであれば、いずれ少なからぬ新興国が外貨の流動性危機に見舞われることになろう。しかし一方、米国の景気回復は市場にリスク・オンへの転換を促す要因である。今は米国の長期金利の上昇なり、それを誘因としたカネの流れなどに、市場の関心が集中的に向いてしまっているが、量的緩和縮小の現実化などをきっかけに、過度の新興国悲観論もいったん峠を越える可能性が高い。

◆アジア通貨危機から、リーマン・ショックまで、新興国通貨の大幅下落が後のV字型景気回復をもたらすのは、かなり広範に見られる経験則である。2014年の新興国経済については、アップサイドリスクへの目配りも欠かせなくなろう。

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2016年7月7日
欧州経済・金融見通し ~英国は本当にEUを離脱するのか?~

書籍

川村 雄介 監修・著、
大和総研 著
『習近平時代の中国人民元がわかる本』

誕生から半年が過ぎようとして、“改革”に力が入る中国・習近平政権。なかでも、人民元は、中国が世界にアピールできる1つの武器となっている。本書では、人民元に対する素朴な疑問から、中国が目指す未来まで分かりやすく解説。そして、変わりゆく人民元に投資する際の留意点なども指摘している。

川村 雄介 監修・著、
大和総研 著
『ミャンマー開国 ― その経済と金融 ―』

民主化政策への転換を図り、開国したミャンマー。本書では、ミャンマーの歴史・政治体制を俯瞰し、人的資本、産業構造、対外関係、金融・財政などを統計に基づき客観的に解説、抱える課題や今後の経済発展に必要な政策についても述べています。ミャンマーをより深く理解して頂くため、多くのビジネスマンに活用して頂ければ幸いです。