新興国経済
新興国マンスリー(2012年8月)米欧中のバランスが世界景気の鍵

~受身の新興国~

2012年8月3日

ロンドンリサーチセンター
児玉 卓
新興国リサーチチーム

サマリー

◆2011年来の新興国経済の減速は、総じて新興国が保持する景気拡大のエンジンが弱い、ないしは外部環境の悪化がそのエンジンを宝の持ち腐れとする傾向が強いことを示してきた。そのような中では、良くも悪くも世界経済の転換の鍵を握っているのは先進国、およびグローバル市場の影響を受けにくい中国とならざるを得ないが、ユーロ圏危機の長期化が必至である以上、実質的には米中が世界経済の方向性を決めることとなろう。両国の景況感が明らかな改善に向かえば、外部環境の好転から新興国は政策の自由度を取り戻すことができるようになる。いずれにせよ、新興国全般の景気停滞はもうしばらく続くとみざるを得ない。

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2016年7月7日
欧州経済・金融見通し ~英国は本当にEUを離脱するのか?~

書籍

川村 雄介 監修・著、
大和総研 著
『習近平時代の中国人民元がわかる本』

誕生から半年が過ぎようとして、“改革”に力が入る中国・習近平政権。なかでも、人民元は、中国が世界にアピールできる1つの武器となっている。本書では、人民元に対する素朴な疑問から、中国が目指す未来まで分かりやすく解説。そして、変わりゆく人民元に投資する際の留意点なども指摘している。

川村 雄介 監修・著、
大和総研 著
『ミャンマー開国 ― その経済と金融 ―』

民主化政策への転換を図り、開国したミャンマー。本書では、ミャンマーの歴史・政治体制を俯瞰し、人的資本、産業構造、対外関係、金融・財政などを統計に基づき客観的に解説、抱える課題や今後の経済発展に必要な政策についても述べています。ミャンマーをより深く理解して頂くため、多くのビジネスマンに活用して頂ければ幸いです。