新興国経済
新興国の時代は終わったか

ユーロ圏危機下のけん引力を問う

2012年7月25日

ロンドンリサーチセンター 児玉 卓

サマリー

◆財政金融政策の豊富な発動余地から世界経済再拡大のけん引役となることが期待される新興国だが、ユーロ圏危機という外部環境の悪化により、政策発動余地が宝の持ち腐れとなってしまっている。

◆2000年以降の新興国の成長パターンの特殊性は、投資をけん引役としながらも膨大な外貨の蓄積を同時に達成したことにある。これがリーマン・ショック後の景気の底を浅くし、アップダウンが激しい新興国経済というレッテルを陳腐化させた。

◆だが、金融市場での新興国のボラティリティの高さは相変わらずである。このような実体経済と市場の評価のギャップが続く限り、新興国がグローバル経済のけん引役となることは期待しにくい。

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2016年7月7日
欧州経済・金融見通し ~英国は本当にEUを離脱するのか?~

書籍

川村 雄介 監修・著、
大和総研 著
『習近平時代の中国人民元がわかる本』

誕生から半年が過ぎようとして、“改革”に力が入る中国・習近平政権。なかでも、人民元は、中国が世界にアピールできる1つの武器となっている。本書では、人民元に対する素朴な疑問から、中国が目指す未来まで分かりやすく解説。そして、変わりゆく人民元に投資する際の留意点なども指摘している。

川村 雄介 監修・著、
大和総研 著
『ミャンマー開国 ― その経済と金融 ―』

民主化政策への転換を図り、開国したミャンマー。本書では、ミャンマーの歴史・政治体制を俯瞰し、人的資本、産業構造、対外関係、金融・財政などを統計に基づき客観的に解説、抱える課題や今後の経済発展に必要な政策についても述べています。ミャンマーをより深く理解して頂くため、多くのビジネスマンに活用して頂ければ幸いです。