新興国経済
原油価格下落のメリットは『先進国>新興国』

ただしゼロサムではなく、プラスサム

2011年6月28日

ロンドンリサーチセンター 児玉 卓

サマリー

◆原油価格の下落は世界経済の朗報だが、その直接的メリットは先進国が新興国を上回る。言い換えれば、これまでの原油高の悪影響が足元の景気減速の一因になっていた多くの先進国にとっては、暗雲が晴れつつある。新興国は原油の純輸入国であっても、政府の価格統制などで原油高の悪影響が相対的に限られていた。したがって、価格下落の好影響も小さいし、そもそも最近の景気減速と原油高の関連が薄い。

◆もっとも、原油価格の下落はゼロサムではなく、世界経済にとってプラスサムであり、そのメリットは新興国にも及ぶ。新興国の相対株価の早期回復は難しかろうが、絶対水準的には好材料である。

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2016年7月7日
欧州経済・金融見通し ~英国は本当にEUを離脱するのか?~

書籍

川村 雄介 監修・著、
大和総研 著
『習近平時代の中国人民元がわかる本』

誕生から半年が過ぎようとして、“改革”に力が入る中国・習近平政権。なかでも、人民元は、中国が世界にアピールできる1つの武器となっている。本書では、人民元に対する素朴な疑問から、中国が目指す未来まで分かりやすく解説。そして、変わりゆく人民元に投資する際の留意点なども指摘している。

川村 雄介 監修・著、
大和総研 著
『ミャンマー開国 ― その経済と金融 ―』

民主化政策への転換を図り、開国したミャンマー。本書では、ミャンマーの歴史・政治体制を俯瞰し、人的資本、産業構造、対外関係、金融・財政などを統計に基づき客観的に解説、抱える課題や今後の経済発展に必要な政策についても述べています。ミャンマーをより深く理解して頂くため、多くのビジネスマンに活用して頂ければ幸いです。