経済分析レポート
12月消費統計

12月の実質消費支出は4ヶ月ぶりに増加したが、戻りは弱い

2016年1月29日

サマリー

◆2015年12月の家計調査によると、実質消費支出は季節調整済み前月比+1.0%と4ヶ月ぶりに増加した。振れの大きい住居や自動車などを除いた実質消費支出(除く住居等)も同+1.0%と4ヶ月ぶりに増加した。

◆実質消費支出の動きを費目別にみると、「住居」(前月比+9.9%)、「家具・家事用品」(同+5.8%)などが前月から増加した一方、「交通・通信」(同▲7.6%)や「光熱・水道」(同▲6.6%)などが減少した。

◆個人消費はこのところ弱含み傾向で推移しているが、先行きについて過度に悲観視する必要はないとみている。足下で原油価格が下落しており、エネルギー価格の下落を通じた実質所得の押し上げ効果が続くと予想されるほか、ベースアップ等に伴う名目賃金の上昇も個人消費を下支えする要因となろう。このように個人消費を取り巻く環境が引き続き良好であることに加え、1月に入ってからの気温の低下により、短期的には季節商材の動きが活発化すると予想されることも好材料である。以上のことから、先行きの個人消費は底堅く推移すると予想している。

レポートをダウンロードする

お気に入りへ登録

この記事を「お気に入りレポート」に登録しておくことができます。

このレポートのURLを転送する

  • @

お問い合わせ

PDFファイルの閲覧にはAdobe® Reader®新しいウィンドウで開きますが必要となります。お持ちでない方は、アドビ システムズのウェブサイトから無償ダウンロードができます。
なお、Adobe® Reader®のインストール方法は、アドビ システムズ ウェブサイト新しいウィンドウで開きますをご覧ください。

Get Adobe® Reader®

リサーチ

リサーチメールマガジン

大和総研研究員によるレポートやコラム、書籍・刊行物などの最新情報を適宜お届けします。



ダイワインターネットTV

2016年9月14日
労働市場から消えた25~44歳男性

2016年9月2日
なぜ地方は東京に追いつけないのか?

2016年8月25日
~第190回 日本経済予測~

2016年7月20日
女性の雇用環境と女性活躍推進法

書籍・刊行物

熊谷亮丸監修、大和総研編著
『リーダーになったら知っておきたい経済の読み方』

本書では、大和総研エコノミック・インテリジェンス・チームの選りすぐりのエコノミストが、経済指標の見方をはじめ、日本や世界経済の現状及び見通し等について、初心者の方でも理解しやすい平易な文章で、ポイントの押さえ方を解説しています。経済についてもっと詳しくなりたい方から、経済を一から学び直してみたい方まで、どんな方でも気軽に読める、面白くてためになる本を目指して執筆しました。是非ご一読ください。

鈴木 準(調査提言企画室長)著
『社会保障と税の一体改革をよむ』

「社会保障と税の一体改革」による改正事項の網羅的な解説と考察を行っています。この分野に関心をお持ちの多くの方々にお読みいただけるよう、分かりやすく記述しています。基本的な改正内容だけでなく背景にある考え方と問題点について、幅広く議論しています。

熊谷 亮丸 著
『消費税が日本を救う』

消費税率引き上げによって、財政危機・年金不安を解消し、日本経済再生への足がかりとする。 現在、最大の関心事となりつつある「消費税」について多面的に考察、日本復活への処方箋をご紹介します。