経済分析レポート
5月全国消費者物価

コアCPIは前年比ゼロ近傍での推移が続く

2015年6月26日

  • エコノミック・インテリジェンス・チーム エコノミスト 長内 智
  • エコノミスト 小林 俊介

サマリー

◆2015年5月の全国コアCPI(除く生鮮食品)は前年比+0.1%と、市場コンセンサス(同+0.0%)を小幅に上回った。総じて見ると、エネルギー価格の下押し圧力が続く中で、コアCPIの前年比はここしばらくの間ゼロ近傍での推移が続いている。

◆2015年6月の東京コアCPI(中旬速報値)は、前年比+0.1%と前月(同+0.2%)からプラス幅が縮小した。財・サービス別に見ると、「エネルギー」のマイナス寄与が拡大したこと、公共サービスを中心に「サービス」のプラス寄与が縮小したことが主因。東京コアCPIの結果を踏まえると、6月のコアCPIは前年比▲0.1%となる見込みである。

◆先行きのコアCPIの前年比は、昨年夏場以降の原油安に伴うエネルギー価格の下押し圧力が残ることから、当面は前年比ゼロ近傍での推移が見込まれる。さらに、「電気代」の押し下げ寄与が顕在化すると見込まれる夏場は、小幅なマイナス圏で推移しよう。

◆関西電力は6月1日に再値上げを実施しており、その影響を機械的に計算すると、6月のコアCPIを0.03%pt弱押し上げるという結果が得られ、全体への影響は小さなものに留まるとみている。

レポートをダウンロードする

お気に入りへ登録

この記事を「お気に入りレポート」に登録しておくことができます。

このレポートのURLを転送する

  • @

お問い合わせ

PDFファイルの閲覧にはAdobe® Reader®新しいウィンドウで開きますが必要となります。お持ちでない方は、アドビ システムズのウェブサイトから無償ダウンロードができます。
なお、Adobe® Reader®のインストール方法は、アドビ システムズ ウェブサイト新しいウィンドウで開きますをご覧ください。

Get Adobe® Reader®

リサーチ

リサーチメールマガジン

大和総研研究員によるレポートやコラム、書籍・刊行物などの最新情報を適宜お届けします。

ダイワインターネットTV

2017年3月6日
第192回日本経済予測 ~トランプ政権成立で何が起きるのか?~

2017年2月16日
日本経済中期予測~非連続的な世界の変化を前に、日本は何をすべきか~

2016年11月29日
第191回日本経済予測 トランプ・ショックで日本経済に何が起きるのか?

書籍・刊行物

熊谷亮丸、大和総研
トランプ政権で日本経済はこうなる(日経プレミアシリーズ)

「波乱はなし」と思われた米大統領選で、まさかのトランプ勝利!今後の米国・日本経済では何が起きるのか?トランプ勝利で不透明感の強まる米国の通商政策や金融規制、環境政策、日本経済の先行きについて、大和総研のエコノミストたちがやさしく、わかりやすく解説しています。2017年の経済情勢を見通すうえで必読の一冊です。

熊谷 亮丸 監修、大和総研 編著
この1冊でわかる 世界経済の新常識2017

「米国大統領選挙」「Brexit」「中国『バブル』崩壊」「FinTech」・・・私たちの日常生活には、「世界経済」に関するニュースがあふれています。本書では、トランプ大統領誕生による米国経済への影響をはじめ、世界経済はどんな仕組みで動いているのか、なぜ世界経済の動きが日本経済に影響を及ぼすのかなどについて、わかりやすく解説しています。