経済分析レポート
3月消費統計

1-3月期のGDPベースの個人消費は小幅の増加を予想

2015年5月1日

  • エコノミック・インテリジェンス・チーム エコノミスト 久後 翔太郎

サマリー

◆2015年3月の家計調査によると、実質消費支出は季節調整済み前月比+2.4%と増加した。振れの大きい住居や自動車などを除いた実質消費支出(除く住居等)で見ても同+2.8%と増加し、このところの弱さを払しょくする良好な結果であった。

◆供給側から個人消費動向を捉えた商業動態統計を見ると、3月の名目小売販売額は、季節調整済み前月比▲1.9%と2ヶ月ぶりに減少した。内訳を見ると、「各種商品小売業」(同+0.4%)を除くすべての業種が前月から減少しており、内容は悪い。

◆3月の主要統計を総じてみると、個人消費は減少ペースに緩和の兆しが伺える内容であった。需要側統計である家計調査ではこのところの弱さを払しょくする良好な結果であった。一方、供給側統計である商業動態統計は幅広い業種で減少となる悪い内容であった。3月の消費財出荷は増加したものの、輸出向け耐久消費財出荷による寄与が大きいとみられ、国内向け出荷は伸び悩んだ模様だ。以上を踏まえると、2015年1-3月期のGDPベースの個人消費は小幅の増加となったものの、耐久消費財の減少を主因に減速したとみられる。

レポートをダウンロードする

お気に入りへ登録

この記事を「お気に入りレポート」に登録しておくことができます。

このレポートのURLを転送する

  • @

お問い合わせ

PDFファイルの閲覧にはAdobe® Reader®新しいウィンドウで開きますが必要となります。お持ちでない方は、アドビ システムズのウェブサイトから無償ダウンロードができます。
なお、Adobe® Reader®のインストール方法は、アドビ システムズ ウェブサイト新しいウィンドウで開きますをご覧ください。

Get Adobe® Reader®

リサーチ

リサーチメールマガジン

大和総研研究員によるレポートやコラム、書籍・刊行物などの最新情報を適宜お届けします。

ダイワインターネットTV

2016年11月29日
第191回日本経済予測 トランプ・ショックで日本経済に何が起きるのか?

書籍・刊行物

川村雄介(編)、道盛大志郎(編著)、大和総研(著)
明解 日本の財政入門

財政は全ての人々にとって、意外に身近な存在です。私たちが納めた税は何に使われ、なぜ負担が増えているのでしょうか。本書には、財政に関して知っておくべき知識が重要な38の項目に絞られています。消費税や財政赤字の問題、社会保障制度の課題などについて分かりやすく解説している本書を読めば、財政をより身近に感じられるようになるでしょう。

熊谷亮丸監修、大和総研編著
『リーダーになったら知っておきたい経済の読み方』

本書では、大和総研エコノミック・インテリジェンス・チームの選りすぐりのエコノミストが、経済指標の見方をはじめ、日本や世界経済の現状及び見通し等について、初心者の方でも理解しやすい平易な文章で、ポイントの押さえ方を解説しています。経済についてもっと詳しくなりたい方から、経済を一から学び直してみたい方まで、どんな方でも気軽に読める、面白くてためになる本を目指して執筆しました。是非ご一読ください。