経済分析レポート
12月全国消費者物価

CPI前年比はマイナスへのカウントダウン?

2015年1月30日

  • エコノミック・インテリジェンス・チーム エコノミスト 長内 智

サマリー

◆2014年12月の全国コアCPI(除く生鮮食品、以下コアCPI)は前年比+2.5%と、市場コンセンサス(同+2.6%)を小幅に下回った。消費税を除くベース(大和総研による試算値、以下同様)でみると、エネルギーのプラス寄与縮小が続いたことで、前年比+0.6%と前月(同+0.7%)から上昇幅が縮小した。季節調整値の推移も併せて評価すると、コアCPIは引き続き横ばい圏で推移していると考える。

◆2015年1月の東京コアCPI(中旬速報値)は前年比+2.2%と、上昇幅は前月(同+2.3%)から縮小した。これは、ガソリンなどの非耐久消費財(除く生鮮食品、エネルギー)のプラス寄与が小幅に縮小したことや、耐久財がマイナス寄与に転じたことによる。この東京コアCPIの結果を踏まえると、1月のコアCPIは前年比+2.4%(消費税を除くベース、同+0.4%)となる見込みである。

◆先行きのコアCPI(消費税の影響を除くベース)は、原油安に伴うエネルギー価格のプラス寄与縮小を背景に、引き続きプラス幅が縮小すると考えている。全国と東京のコアCPIの水準(原数値、消費税の影響を除くベース)をみると、いずれも今年の4月頃までには前年比マイナスへ転じる見込みであり、エネルギー価格次第では2~3月に前倒しされよう。

レポートをダウンロードする

お気に入りへ登録

この記事を「お気に入りレポート」に登録しておくことができます。

このレポートのURLを転送する

  • @

お問い合わせ

PDFファイルの閲覧にはAdobe® Reader®新しいウィンドウで開きますが必要となります。お持ちでない方は、アドビ システムズのウェブサイトから無償ダウンロードができます。
なお、Adobe® Reader®のインストール方法は、アドビ システムズ ウェブサイト新しいウィンドウで開きますをご覧ください。

Get Adobe® Reader®

リサーチ

リサーチメールマガジン

大和総研研究員によるレポートやコラム、書籍・刊行物などの最新情報を適宜お届けします。

ダイワインターネットTV

2016年9月14日
労働市場から消えた25~44歳男性

2016年9月2日
なぜ地方は東京に追いつけないのか?

2016年8月25日
~第190回 日本経済予測~

書籍・刊行物

川村雄介(編)、道盛大志郎(編著)、大和総研(著)
明解 日本の財政入門

財政は全ての人々にとって、意外に身近な存在です。私たちが納めた税は何に使われ、なぜ負担が増えているのでしょうか。本書には、財政に関して知っておくべき知識が重要な38の項目に絞られています。消費税や財政赤字の問題、社会保障制度の課題などについて分かりやすく解説している本書を読めば、財政をより身近に感じられるようになるでしょう。

熊谷亮丸監修、大和総研編著
『リーダーになったら知っておきたい経済の読み方』

本書では、大和総研エコノミック・インテリジェンス・チームの選りすぐりのエコノミストが、経済指標の見方をはじめ、日本や世界経済の現状及び見通し等について、初心者の方でも理解しやすい平易な文章で、ポイントの押さえ方を解説しています。経済についてもっと詳しくなりたい方から、経済を一から学び直してみたい方まで、どんな方でも気軽に読める、面白くてためになる本を目指して執筆しました。是非ご一読ください。