経済分析レポート
12月日銀短観予測

大企業製造業、大企業非製造業とも業況感の悪化を見込む

2014年12月8日

  • エコノミック・インテリジェンス・チーム エコノミスト 久後 翔太郎

サマリー

◆12月15日に公表予定の2014年12月日銀短観において、大企業製造業の業況判断DI(最近)は12%pt(前回調査からの変化幅:▲1pt)、大企業非製造業の業況判断DI(最近)は12%pt(同:▲1pt)を予想する。

◆先行きの業況感は総じて改善を示すとみている。製造業では、「自動車」についてはこれまで業況感を下押ししていた国内新車販売に底入れの動きが見られることはポジティブな材料である。需要の回復に伴い在庫調整も進展する見込みであり、先行きの業況感を押し上げるだろう。

◆2014年度の設備投資計画(全規模全産業)は、前年比+5.0%を予想する。大企業全産業は前年比+8.0%とみている。内訳を見ると、大企業製造業は前年比+12.0%の増加を見込む。大企業非製造業では前年比+6.1%を予想。例年の傾向により9月調査時点から大幅な変更はないとみている。ただし、消費税率引き上げ後の内需の持ち直しの鈍さや資材価格の高騰といった要因が非製造業の設備投資マインドを悪化させている可能性があり、設備投資の先行きを見通す上では、生産・営業用設備判断DIも合わせて評価する必要があるだろう。

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