経済分析レポート
10月消費統計

個人消費は持ち直しの動きが続く

2014年11月28日

  • エコノミック・インテリジェンス・チーム エコノミスト 久後 翔太郎

サマリー

◆2014年10月の家計調査によると、実質消費支出は季節調整済み前月比+0.9%と増加した。振れの大きい住居や自動車などを除いた実質消費支出(除く住居等)で見ても、同+1.3%と増加した。

◆供給側から個人消費動向を捉えた商業販売統計を見ると、10月の名目小売販売額は、季節調整済み前月比▲1.4%と3ヶ月ぶりに減少した。内訳をみると、「織物・衣服・身の回り品小売業」(同▲8.4%)、「各種商品小売業」(同▲2.5%)、「その他小売業」(同▲1.3%)などの業種が前月から減少しており、増加傾向が一服する結果となった。

◆2014年10月の消費動向調査によると、消費者態度指数は前月差▲1.0ptと3ヶ月連続で低下した。内訳を見ると、すべての判断項目が前月から悪化しており、先行きへの不透明感が強まっている。

◆10月の個人消費は、需要側統計である家計調査は2ヶ月連続の増加となっており、持ち直しの動きを示している。一方、商業販売や消費財出荷などの供給側統計を見ると、10月単月の動きとしてはいずれも改善が一服しているが、方向感としては上向いており、総じてみると10月の個人消費は持ち直しの動きが続いていることを確認させる内容であった。

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