経済分析レポート
6月貿易統計

輸入の持ち直しにより貿易収支の赤字幅拡大

2014年7月24日

  • エコノミック・インテリジェンス・チーム エコノミスト 橋本 政彦

サマリー

◆2014年6月の貿易統計によると、輸出金額は前年比▲2.0%と2ヶ月連続の前年割れとなり、市場コンセンサス(同+1.0%)を下回った。輸出数量が同▲1.7%と2ヶ月連続で前年を下回ったことに加えて、輸出価格も同▲0.3%と2011年5月以来の低下となったことが輸出金額の減少要因となった。

◆6月の輸入金額は、前年比+8.4%と2ヶ月ぶりに前年を上回った。輸入数量が前年比+7.2%と3ヶ月ぶりに前年を上回ったことが主な要因。輸入金額を季節調整値で見ても、前月比+5.0%と3ヶ月ぶりに増加に転じた。輸入の高い伸びを主因に貿易収支は▲8,222億円の赤字と、3ヶ月ぶりに赤字幅が前年を上回った。

◆輸出数量指数を季節調整値で見ると(季節調整は大和総研による)、前月比+1.1%と2ヶ月ぶりの増加となった。米国向け(同▲0.1%)、アジア向け(同▲0.4%)がわずかながら減少する中、EU向けの増加(同+0.9%)が全体を下支えした。

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