経済分析レポート
10月消費統計

一時的に悪化したが、11月以降個人消費は増勢を強める見込み

2013年11月29日

  • 経済調査部 エコノミスト 齋藤 勉

サマリー

◆総務省「家計調査」によると、2013年10月の実質消費支出は季節調整済み前月比0.0%と、前月から横ばいとなった。ただし、振れの大きい住居や自動車などを除いた実質消費支出(除く住居等)で見ると、同▲3.0%と3ヶ月ぶりに減少している。

◆経済産業省「商業販売統計」によると、10月の名目小売販売額は、季節調整済み前月比▲1.0%と3ヶ月ぶりに減少した。10月の小売販売金額は、耐久財で堅調な推移が見られたものの、天候要因で衣料品などの動きが鈍かった。

◆10月の個人消費は悪化したものの、前月大幅に増加した反動や、天候要因の影響が大きいと考えている。消費の減速は一時的なものだろう。11月には、天候要因による影響が剥落すること、好調な動きの続く耐久財でさらに堅調な推移が期待できることなどから、消費は改善に向かうだろう。2014年4月に予定されている消費税増税前の駆け込み需要も徐々に発現し始めることで、個人消費は増勢を強めていく見込みである。

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