熱電併給システム(コージェネレーション/CHP)

2013年11月21日

解説

熱電併給システムはコージェネレーション(Cogeneration)/コージェネ(コジェネレーション/コジェネ)ともいい、発電と熱供給を同時に行うシステムのことである。“Combined Heat & Power”の頭文字をとって、CHPと呼ぶこともある。燃料は、天然ガス、石油、LPガスなどで、エンジン、タービン、燃料電池などを使って発電し、同時に発生する廃熱を回収する(図表1)。この廃熱は蒸気や温水という形態で供給され、冷暖房や給湯などに使われる。

図表1 熱電併給のイメージ

投入したエネルギーと回収したエネルギーの比率であるエネルギー効率は、発電部分が45~20%、熱供給の部分が30~60%となり、総合エネルギー効率は75~80%となる。一方、電気事業者などにおける一般的な火力発電は約40%、最先端のLNGコンバインドサイクル発電でも約60%であり、熱電併給のエネルギー効率の方が高いと言われている。このことから、省エネ効果、CO2削減効果、コスト削減効果が見込め、分散型電源として防災対策にもなる。

導入実績は、民生分野が6,653件・2,013MW、産業分野が2,130件・7,533MWとなっており(※1)、多様な分野で導入されている(図表2)。近年では、家庭用の燃料電池の開発が進んでおり、大規模施設でなくても利用できるようになってきている。

図表2 導入分野

(※1)一般財団法人 コージェネレーション・エネルギー高度利用センター 「コージェネについて」の「導入分野」 (2013年11月15日閲覧)

(2013年11月21日掲載)

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