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都市鉄道利便増進事業の現状と政策的意義

米川 誠

サマリー

◆本年3月20日、阪神三宮駅の全面改良工事が完成した。これにより、アクセス性向上、乗り換え時間短縮、列車の速達性向上などの利便性が向上し、周辺の再開発等により、駅周辺地域が活性化することが期待されている。


◆この事業は都市鉄道利便増進事業の適用第一号であり、現在、他に相鉄・JR直通線及び相鉄・東急直通線の2つの事業が都市鉄道利便増進事業の適用を受け、整備が進行中である。2つの事業の完成により、神奈川県央エリアから都心方面や新横浜駅へのアクセスが格段に向上し、大きな利便性向上効果が見込まれている。


◆都市鉄道利便増進事業は近年の都市鉄道の課題である速達性の欠如、他の路線との接続の不備、通勤・通学時の混雑等の質的問題の解決に対応したものであり、国の補助率が3分の1という鉄道関係では支援が最も手厚い補助であることをみても、鉄道事業のなかでも特に政策的に意義の高い事業と言える。


◆今後は制度の更なる活用に向けて、制度を改良していくことも考えられる。本制度の積極的活用が図られるよう、官民それぞれが不断の創意・工夫を行っていく必要があろう。

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