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	<channel>
	<title>AIによるサイバー攻撃と防御 | 大和総研</title>
		<link>https://www.dir.co.jp/report/technology/feature/ai-security/index.html</link>
		<language>ja</language>

		<item>
			<title>AI時代に自社のサイバー対策は正解なのか？</title>
			<link>https://www.dir.co.jp/report/technology/feature/20260717_025902.html</link>
			<pubDate>Fri, 17 Jul 2026 09:00:00 +0900</pubDate>
			<description><![CDATA[
    
    アンソロピック社Claude Mythos Previewの発表から３カ月が経過
アンソロピック社の生成AIモデルClaude Mythos(クロード・ミュトス)に関する説明を、クライアント企業に向けて何回行ったことだろう。４月の衝撃的な発表から3カ月が経過した2026年7月の現時点において、問い合わせは落ち着いているが、企業の現場における懸案は実態として何も解決してはいない。

今回の記事では、接する企業の皆様からよく聞かれる事項を中心に、Claude Mythosに端を発して企業が検討を深め準備するべきポイントを、改めて整理してみたい。

内容
・Claude Mythos騒動のおさらい
・本当に最悪の事態は起こりえるのか？
・「パッチの洪水」は実際に起きるのか？ / 自社はそれに耐えられるのか？
・金融庁は金融機関に何を要請した？
・他社の現在の対応状況は？
・Claude Mythosのアクセス権を得られたら、何ができるの？
・オープンソースの修正パッチ適用以外に、サイバー防御側で事前に導入できるソリューションはあるの？
・サイバーセキュリティ以外に、企業が注意すべき問題はあるの？


Claude Mythos騒動のおさらい
アンソロピック社の生成AIモデルClaude Mythos Previewが発表されたのは、2026年4月7日。そこから現在(2026年7月9日)まで、ITおよびAI業界における衝撃的ニュースが徐々にITを越えて、政治と経済を大きく巻き込む騒動に発展していく経緯を、３つの図としてまとめた。(図①)(図②)(図③)

        

	
    

	
		
	

        

	
    

	
		
	

        

	
    

	
		上図でも記載の通り、Claude Mythosが政府と企業に突きつける喫緊の重要問題は、サイバーセキュリティ問題である。Mythosを契機に各企業が対応しなければならないサイバーセキュリティ対策について、２つの図としてまとめた。(図④)(図⑤)
	

        

	
    

	
		
	

        

	
    

	
		Mythosを契機に全世界の政府と企業が直面させられた懸案は、大きく４つにまとめることができる。
①サイバー攻撃発生確率の大幅増大：Claude MythosのようないわゆるフロンティアAIを、悪意の犯罪者が利用できた場合、サイバー防御側の対策よりも速く、企業システムや政府システムの弱点がサイバー攻撃されるということ。
②サイバー攻撃による想定ダメージの深刻化：フロンティアAIが国家支援を受けたサイバー犯罪グループに悪用され、人間の速度を超える超速のサイバー攻撃により、企業システムや政府システムが大規模な犯罪やテロにさらされる可能性が高まっているということ。最悪の場合、国民生活に不可欠なサービスの強制停止や、同意のない金融資産の盗難など、深刻なダメージも考えられるということ。
③有効な対抗策実行が困難：最悪の場合の想定ダメージが深刻であるからこそ、政府や企業は先立って対策を行わなければならないのだが、それにも関わらず、現時点で懸案を一気に払しょくできる対抗策が見つかっていないこと。サイバー体制と人員を事前に強化し、理想的で地道なサイバーセキュリティ対策をていねいに漏れなく自社システムに適用する、遅効性の対抗策などが主な打ち手となっていること。
④サイバーリスクの高い状態が今後も恒久的に継続：このような、最悪の場合には非常に深刻なダメージを受ける可能性が、Claude Mythosによる一過性の可能性ではないこと。一時的な準備や対策ではなく、今後新しく発表される全ての最新AIモデルに対して、同様の注意を恒久的に払い続ける必要があるということ。

困った状況である・・・　微妙な状況と表現した方が正しいかもしれない。
企業や政府の視点で見ると、今すぐ大急ぎで対策に着手しないと確実に破滅するというわけではないものの、今後発生するかもしれない最悪の場合を想定したダメージやリスクは破滅的に大きい。そのため事前に対策に着手したいのだが、対策に決定的な妙手がなく、主には日常的なサイバー体制やサイバー運営を強化するという、長期的に負荷の高い面倒な対策しか準備できない。しかも、対策の負荷が高いわりに、効果は即効的ではなく遅効的である。

モヤモヤする・・・
本当に自社の準備と対策は今のやり方で最善なのだろうか・・・

以降、接する企業の皆様からよく受ける質問を中心に、フロンティアAIによるサイバー攻撃への備えや最善策の考え方について、個別の追加解説をしていきたい。少しでも、経営者やサイバーセキュリティ担当者が感じているモヤモヤ感を、やわらげる助けになればと考えている。


本当に最悪の事態は起こりえるのか？
まず、Claude Mythosのサイバー攻撃能力は本当にここまで騒がれるほど高いのか？
この点については、私の前回の記事（※５）で詳しく評価しているので、参照願いたい。

結論として、Claude MythosシリーズのAIモデル群について、サイバー攻撃能力は確かに高いと評価すべきだ。第三者機関によるレポートでもそのように評価されているし、Mythosシリーズへのアクセス権を得ている複数の企業からも、同様の評価レポートが出されている。
もしサイバー犯罪者の手に渡った場合、防御側の対応が間に合わないスピードで深刻なサイバー攻撃を実現できてしまう性能であり、その前提において、最悪の事態が起きる可能性は一定程度にありえる。サイバー犯罪者にAIを渡さない対策は非常に重要となる。

大きな問題は、サイバー犯罪者に渡してはいけないAIモデルがClaude Mythosシリーズに限らないということだ。これも前回記事に書いたので参照してほしいが、OpenAI社のAIモデル・GPT-5.5-Cyberも、第三者機関のレポートで「脆弱性発見能力およびサイバー攻撃能力がMythosに引けをとらない」と評価された（※６）。
また、6月17日に中国のZ.aiが公開したオープンな生成AIモデル・GLM-5.2は、やはり第三者機関のレポートで、誰でも利用できるオープンなモデルにも関わらず非常に性能が高いと評価され（※７）、サイバー能力の追加評価が待たれている。
オープンなAIモデルが発達して、人間には見つけることのできなかった脆弱性を発見し、サイバー防御側が追い付かないスピードでサイバー攻撃を仕掛ける能力を保有するのも、時間の問題と考えるべきだろう。

AIを使ったサイバー攻撃に起因した最悪の事態は、近い未来にサイバー犯罪者が高性能AIを入手する事態が避けがたいと推測する視点から、十分に実現性が高いのではないか。


「パッチの洪水」は実際に起きるのか？ / 自社はそれに耐えられるのか？
アンソロピックを中心としたコミュニティ・Project Glasswingから、Claude Mythos Previewを評価するレポートが、5月22日に公開されている（※８）。

その中に、以下のような内容が記載されている。
・Mythosは、1,000件以上のオープンソースをチェックし、大小合わせて約23,000件の脆弱性(候補)を発見
・そのうちで、人間や他社も含めた内容チェックを経て重大な脆弱性であると評価し、オープンソース管理者へ連絡した脆弱性(候補)が、約1,600件。
・そのうちで、オープンソース管理者によって確かに重大な脆弱性であると確認されたものが、約1,450件。
・そのうちで、実際に脆弱性パッチを開発中のものが、約100件。
・これらの数値は、調査の進展に応じてさらに増えていく可能性が高い。

今後最も少なく見ても、100件水準のオープンソースについて、重要な修正パッチがリリースされると認識すべきであり、潜在的には1,500から2,000件の深刻な修正パッチ公開が発生しえるということを示唆している。

Claude Mythosを起因として近い将来に、パッチの洪水は高い確率で発生するだろう。各企業はそのように認識すべきだ。

ただ、パッチの洪水として例えば100件の深刻なオープンソースパッチが同時公開され、各企業がそれを自社システムに適用し切れず、まんまとサイバー被害が発生してしまうといったような、短絡的なシナリオにはならないはずだ。

まず、世界中の政府や企業がサイバー被害を受けてしまわないように、パッチ公開件数のペース調整が、何らかの形でなされると考えるのが妥当だろう。おそらくはProject Glasswingコミュニティが中心となり、企業側が対応できないほどの量の修正パッチの一挙公開等は、回避が検討されるのではないかと思われる。政府や企業などサイバー防御側が、修正パッチの適用として追随可能な公開ペースが、考慮されるのではないか。

また仮に、100件の深刻なオープンソースパッチが同時公開されたとしても、全ての企業がその100件の修正パッチを全件、大急ぎで自社システムに適用しなければならないわけではない。
・深刻な修正パッチが公開されたオープンソースが、自社システム群の中に含まれている。
・かつ、自社システム群の中でも、外部インターネットから直接アクセスを受ける機能の中に含まれている。
・かつ、対象のオープンソース脆弱性の内容と、自社システム機能との関係性を個別に吟味したうえで、即時的にサイバー攻撃が成功する可能性が高く、また、発生するサイバー被害の内容が深刻であると、評価できる。
これらの３点が定性的にそろって該当した場合に限り、企業は１～２日という超短期間で修正パッチを自社システムへ適用する必要に迫られる。逆に言えば、上記３点がそろわなければ、公開されたオープンソース修正パッチの自社システムへの適用は、必要ないかもしれないし、数週間など時間的猶予を設けても問題が発生しないかもしれない。

深刻なオープンソース脆弱性修正パッチが公開されたとしても、そのオープンソースが自社システム群の中になければ対応の必要はないし、インターネットからアクセスされる最前線機能の中になければパッチ適用をある程度遅らせても実質的に問題ないだろう。
また深刻な脆弱性でも、自社システム機能とオープンソースとの連携に独自性があり、他社で言われているような危険性は発生しえないというケースも多いと考えられる。
100件の深刻なオープンソースパッチが同時公開されたとしても、企業が至急の適用対応を迫られるケースは、きちんと評価すればわずか、という結論になる可能性が高いのではないか。

そういった意味では、きちんと事前にサイバーセキュリティ体制を整備し、自社システムの現在状況の可視化を進める、「油断していない企業」であれば、パッチの洪水に対応できずサイバー被害が発生してしまう事態を回避できる可能性が高いのではないかと考えられる。


金融庁は金融機関に何を要請した？
5月22日、金融庁は日本銀行と連名で、金融機関に対してサイバーセキュリティ対応の要請を行った（※９）。
金融庁の要請内容を、表にまとめてみる。(表⑥)
	

        

	
    

	
		AIを使ったサイバー攻撃への事前の備えという観点では、きれいに整理されている。
・経営層主体で、経営課題として対処するべき
・部門横断で体制も予算も増強するべき
・ITベンダーとの契約条項を、休日対応や深夜対応も含めて拡張しておくべき
・最悪の場合に備え、システムやサービスを停止する基準を整備しておくべき
上記のような、はっとさせられる思い切った要請が含まれている点が特徴だ。

Mythos騒動の最悪のケースの深刻度を、政府や官庁も認識しているということであり、各企業も同じような認識をもって臨むべきだろう。


他社の現在の対応状況は？
現状を伺う限りでは、各社の状況や対応は非常に似通っていると感じている。
・サイバーセキュリティ体制の拡張を実施。
役員等を責任者とした全社横断プロジェクトを組成。
・社内全システムの精緻な可視化や、対応優先度検討に着手。
・社内全システムに対して、過去のオープンソース修正パッチの適用不足を調査。
適用漏れパッチの適用計画を策定。

これらの対応を進めつつも、本質的には、「オープンソース修正パッチの公開を待っている」のが現状だと言えるだろう。パッチの洪水が、実際に来るのを待ち構えている。
Claude Mythosが発見したとされる大量のオープンソース脆弱性と、それにともなって公開されるであろう大量のオープンソース修正パッチ。それらがどのような内容であり、どれくらいの量があるのか、情報がなく分からないので、各企業が準備を整えつつ待っている状態だと評価できる。

Claude Securityなど、現時点で活用できるサイバーセキュリティ向けAIツールを活用して、AI駆動のサイバーセキュリティ対策に着手しているというような企業は、まだ非常に少ないと思う。
状況が進展したら、続報を提供したいと考えている。


Claude Mythosのアクセス権を得られたら、何ができるの？
Mythosへのアクセスは、2026年7月9日の現時点でも限定されており、アンソロピックを中心としたコミュニティ・Project Glasswingに参画している企業に限って、Claude Mythos 5モデルにアクセスできる運営になっている。
また同様に、OpenAIのAIモデル、GPT-5.5-CyberとGPT-5.6も、現時点では特定の企業による限定利用の状況だ。

日本では、日立製作所とトレンドマイクロがProject Glasswingへの参画を公表しており（※１０）（※１１）、またメガバンク３行が、Claude Mythos 5モデルおよびGPT-5.5-Cyberモデルへのアクセス権を確保していると報道されている(※12)(※13)。

現時点では利用できる企業が限定されている、Claude Mythos 5やGPT-5.5-Cyberだが、自社がアクセス権を確保した場合、果たしてどんなメリットがあるのだろう。

Claude Mythos 5やGPT-5.5-Cyberへのアクセス権を確保した場合、以下のような対応が可能になると言われている。
・自社システムの独自ソースコードに対して、脆弱性チェックを行う。
・自社システムへの模擬攻撃(ペネトレーションテスト)を行う。

事前に企業としてのサイバー防御能力を高める目的では、効果があると考えられる。

ただし、上記対応を実行するために、必要な人材を確保すること・必要なIT環境を確保すること・サイバー関連処理の実行準備を整えることなどは、一定に技術的難易度が高く時間を要するというレポートも公開されている（※１４）。
フロンティアAIへのアクセス権を得られたからと言って、サイバー被害を受けてしまうかもしれない懸案が一気に払しょくされることにはならないだろう。


オープンソースの修正パッチ適用以外に、サイバー防御側で事前に導入できるソリューションはあるの？
これも前回記事に記載したのだが、暫定対応として、「仮想パッチ適用(Virtual Patching)」と呼ばれるソリューションに検討の価値があると言われている。
仮想パッチ適用ソリューション(Virtual Patching)は、インターネット/攻撃者と各システムとの間に高度なセキュリティゲート機能を設定し、ルールで定義された、特定の攻撃に類する可能性のある通信を遮断するIT製品だ。概要を図に整理する(図⑦)。
	

        

	
    

	
		日常的なサイバー体制やサイバー運営を強化するといった地道な対策は、長期的に負荷が高く面倒で効果も遅効的だ。それに比べてこのソリューションは一見、対策範囲が狭く済みそうに見えたり、サイバー防御効果に即効性がありそうに感じられたりする。

ただ当然トレードオフがある。
脆弱性やサイバー攻撃の内容によっては、遮断できなかったり、サイバー攻撃者からのアクセスを遮断できてもそれと同時に正常な一般顧客からのアクセスの多くも遮断してしまうなど、サイバー防御効果の大小はケース・バイ・ケースと評価することが妥当な模様だ。暫定対応策のひとつとして、検討することが適切なのだろう。

その他では、サイバーセキュリティ対策サービスを強化して提供するIT企業も増えてきている。
代表的なのが、ソフトバンクとOpenAIが連携のうえ提供すると発表された「Patching as a Service」だろう（※１５）。また、アンソロピックの「Claude Security」のサービスも、企業ユーザーなら有償で利用できる。

これら、新たに立ち上げられたサイバーセキュリティ対策サービスを利用することによって、企業が自身のサイバー体制を強化する選択肢も、検討に値するだろう。


サイバーセキュリティ以外に、企業が注意すべき問題はあるの？
2026年6月12日、米国商務省が突如、Claude Mythos 5モデルとClaude Fable 5モデルの米国外への提供を禁止したことが、世界中で大きなニュースとなった。
これに端を発して、世界中の企業は、「AIに起因した業務継続計画(BCP：Business Continuity Plan)の問題」を、新たに検討課題として抱えることになってしまった。

日本の海外依存度が高く、業務継続計画としての問題点が指摘されている項目として、これまでは原油・天然ガス・レアアース・リチウム・化学肥料などが知られていた。どの品目も、輸入が停止した場合の影響は重大だが、備蓄や代替によるリスクヘッジなどもある程度は検討されており、少なくとも、明日すぐに企業ビジネスが停止するという状況は起こりにくい。

しかし、Claude Fable 5モデルに関しては、ある瞬間に突然、使用が停止する状況が実際に発生した。
今はまだ問題ない。Claude Fable 5が企業ビジネスの細部で利用されモデルが止められたら一緒に業務も止まる、といった状況はまだどこでも発生してはいないからだ。
しかし、今後は、近い将来では、果たしてどうだろうか。

AIエージェントが企業ビジネスの細部まで普及し、AIエージェントなしの企業ビジネス運営が想像できないような近未来においては、ある瞬間に突然、AIエージェントが動かなくなったり、いつものような賢い応答をしなくなったりした場合に、企業業務が継続できないような大きなダメージが発生する可能性がある。
企業ビジネスだけではない。一般コンシューマーのスマホにひとりひとり個別のパーソナルエージェントAIが普及し、パーソナルAIなしでは日常生活が不便となってしまうような近未来においても、AIの突然停止は国民生活へショックをもたらす事態となるだろう。

近未来の話ではあるが、企業ビジネスを支えるような、もしくは国民生活を支えるようなAIであれば、その思考と挙動の命運を海外ベンダーに大きく依存する状況を、重大なリスクとして評価する必要性が出てくる。

Claude Mythos騒動は、米国商務省による米国外提供停止の決定を契機に、「勝手に停止させられないAI体制」「AIエンジンの複数確保と瞬間切り替え」といった、業務継続計画問題へ拡大している。近い将来に向けての課題と言えるが、政府と企業にとっては検討すべき大きな課題がひとつ増えたと、認識すべきだろう。
	

        
    
    （※１）
・Anthropic　Assessing Claude Mythos Preview’s cybersecurity capabilities
https://red.anthropic.com/2026/mythos-preview/
・Anthropic　Project Glasswing
https://www.anthropic.com/glasswing
・AISI　Our evaluation of Claude Mythos Preview‘s cyber capabilities
https://www.aisi.gov.uk/blog/our-evaluation-of-claude-mythos-previews-cyber-capabilities
・CSA　Claude Mythos: AI Vulnerability Discovery and Containment Failures
https://labs.cloudsecurityalliance.org/research/ai-vuln-discovery-containment-claude-mythos-v1-0-csa-styled/
・Dragos　AI in the Breach: How an Adversary Leveraged AI to Target a Water Utility’s OT
https://www.dragos.com/blog/ai-assisted-ics-attack-water-utility
・Google　GTIG AI 脅威トラッカー: 攻撃者による脆弱性悪用、オペレーションの強化、初期アクセスのための AI 活用
https://cloud.google.com/blog/ja/topics/threat-intelligence/ai-vulnerability-exploitation-initial-access
・OpenAI　Scaling Trusted Access for Cyber with GPT‑5.5 and GPT‑5.5‑Cyber
https://openai.com/ja-JP/index/gpt-5-5-with-trusted-access-for-cyber/
・Reuters　米財務長官とＦＲＢ議長、アンソロピック最新ＡＩ巡り銀行幹部に警告
https://jp.reuters.com/markets/global-markets/IDEOCB7L4NKWFFGF5CGL53MPUQ-2026-04-10/
・IMF　Financial Stability Risks Mount as Artificial Intelligence Fuels Cyberattacks
https://www.imf.org/en/blogs/articles/2026/05/07/financial-stability-risks-mount-as-artificial-intelligence-fuels-cyberattacks
・財務省　片山財務大臣兼内閣府特命担当大臣記者会見の概要(令和8年5月18日(月曜日))
https://www.mof.go.jp/public_relations/conference/my20260518.html
・FCA　FCA, Bank of England and Treasury joint statement on frontier AI models and cyber resilience
https://www.fca.org.uk/news/statements/fca-boe-treasury-joint-statement-frontier-ai-models-cyber-resilience
・金融庁　「AI脅威に対する金融分野のサイバーセキュリティ対策強化に関する官民連携会議」の作業部会の開催について
https://www.fsa.go.jp/news/r7/sonota/20260514/20260514.html
・時事ドットコム　高市首相、サイバー攻撃対策指示　最新ＡＩ「ミュトス」念頭
https://www.jiji.com/jc/article?k=2026051200308
・金融庁　「フロンティアAIによる脅威変化を踏まえた金融機関等の短期的な対応」に係る要請について
https://www.fsa.go.jp/news/r7/sonota/20260522-5/20260522.html
・Reuters　Japan megabanks to gain access to Anthropic's Mythos in about two weeks, source says
https://www.reuters.com/technology/japan-megabanks-gain-access-anthropics-mythos-about-two-weeks-source-says-2026-05-13/
・外務省　G7エビアン・サミット　ワーキング・ランチ「AIの安全で迅速かつ効率的な導入の確保」
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ecm/epc/pageit_000001_00005.html

（※２）
・CNBC　Anthropic expands Mythos to 150 additional organizations in more than 15 countries
https://www.cnbc.com/2026/06/02/anthropic-mythos-ai-project-glasswing.html
・Anthropic　Claude Fable 5 and Claude Mythos 5
https://www.anthropic.com/news/claude-fable-5-mythos-5
・OpenAI　GPT‑5.6 Sol プレビュー：次世代モデル
https://openai.com/ja-JP/index/previewing-gpt-5-6-sol/

（※３）
・Anthropic　Assessing Claude Mythos Preview’s cybersecurity capabilities
https://red.anthropic.com/2026/mythos-preview/
・Anthropic　Introducing Claude Opus 4.7
https://www.anthropic.com/news/claude-opus-4-7
・Anthropic　Claude Security is now in public beta
https://claude.com/blog/claude-security-public-beta
・Anthropic　Introducing Claude Opus 4.8
https://www.anthropic.com/news/claude-opus-4-8
・Anthropic　Claude Fable 5 and Claude Mythos 5
https://www.anthropic.com/news/claude-fable-5-mythos-5
・OpenAI　GPT 5.5 System Card
https://openai.com/index/gpt-5-5-system-card/
・OpenAI　Scaling Trusted Access for Cyber with GPT‑5.5 and GPT‑5.5‑Cyber
https://openai.com/ja-JP/index/gpt-5-5-with-trusted-access-for-cyber/
・OpenAI　GPT‑5.6 Sol プレビュー：次世代モデル
https://openai.com/ja-JP/index/previewing-gpt-5-6-sol/

（※４）IMF　Financial Stability Risks Mount as Artificial Intelligence Fuels Cyberattacks
https://www.imf.org/en/blogs/articles/2026/05/07/financial-stability-risks-mount-as-artificial-intelligence-fuels-cyberattacks
（※５）大和総研　今話題のClaude Mythos騒動をまとめる　～マインドチェンジとスピードアップは必要だが、本質的な対策は今までと同じ～
https://www.dir.co.jp/report/column/20260521_012427.html
（※６）AISI　Our evaluation of OpenAI‘s GPT-5.5 cyber capabilities
https://www.aisi.gov.uk/blog/our-evaluation-of-openais-gpt-5-5-cyber-capabilities
（※７）Artificial Analysis　 GLM-5.2 is the new leading open weights model on the Artificial Analysis Intelligence Index
https://artificialanalysis.ai/articles/glm-5-2-is-the-new-leading-open-weights-model-on-the-artificial-analysis-intelligence-index
（※８）Anthropic　Project Glasswing: An initial update
https://www.anthropic.com/research/glasswing-initial-update
（※９）金融庁　「フロンティアAIによる脅威変化を踏まえた金融機関等の短期的な対応」に係る要請について
https://www.fsa.go.jp/news/r7/sonota/20260522-5/20260522.html
（※１０）日立製作所　日立、Anthropicが推進するAIを活用したセキュリティプログラム「Project Glasswing」に参画
https://www.hitachi.com/ja-jp/press/articles/2026/06/0605b/
（※１１）トレンドマイクロ　TrendAI™、AnthropicのProject Glasswingに参加
https://www.trendmicro.com/ja_jp/about/newsroom/press-releases/2026/pr-20260604-01.html
（※１２）Reuters　日本政府と一部金融機関、新型ＡＩ「クロード・ミュトス」のアクセス権取得
https://jp.reuters.com/markets/japan/F2UTSCBRCNPFTOJ4Q7C3OQVM74-2026-06-02/
（※１３）時事ドットコム　３メガ銀、オープンＡＩの新型モデル活用へ　アクセス確保、サイバー攻撃備え
https://www.jiji.com/jc/article?k=2026052801184
（※１４）Cloudflare　 Project Glasswing：Mythosが私たちに示したこと
https://blog.cloudflare.com/ja-jp/cyber-frontier-models/
（※１５）ソフトバンク　高度化するサイバー攻撃を先端AIで防御。ソフトバンクがOpenAIの技術を活用した「Patching as a Service」を発表
https://www.softbank.jp/sbnews/entry/20260616_01

        ]]></description>
		</item>
			
		<item>
			<title>今話題のClaude Mythos騒動をまとめる</title>
			<link>https://www.dir.co.jp/report/technology/feature/20260521_012427.html</link>
			<pubDate>Thu, 21 May 2026 17:30:00 +0900</pubDate>
			<description><![CDATA[
    
    「AIにハッキングをされて、会社の機密データが盗まれた・・・」
生成AIテクノロジーがこのまま発達すれば、「いつかすぐにそんな時代が来るよ」とあちこちで語られてきた噂が、こんなにも早く実現してしまうのだろうか(2026年5月現在)。
アンソロピックのClaude Mythos(クロード・ミュトス)の件である。

大企業を中心に、Mythosについて「どう考えるべきか」「何を対策するべきか」という、ひとつの騒動になっており、特に金融業界では動きが盛んなようだ。
ビジネス界の関心が高いトピックスでもあるので、今回は、Claude Mythos騒動の経緯や内容、そして実態として企業が備えるべき対策について、現時点での最新情報をまとめてみよう。
まあ結論から言ってしまうと、懸念を払しょくできる決定的な対策は、現時点ではまだ存在しないとしか言えないのだが・・・

Mythos騒動の経緯
まず、Mythos騒動の、現時点(2026年5月12日)までの経緯を一覧でまとめる。（※１）

騒動の始まりは4月7日。アンソロピックがClaude Mythos PreviewとProject Glasswingについて発表したことだった。（※２）（※３）
1.自社AIモデル、Claudeの精度向上の過程で、Claude Mythos PreviewというAI基盤モデルが出来上がった。
2.サイバーセキュリティ能力/脆弱性発見能力が高すぎ、悪用の恐れがあるので、Mythosの一般公開はしない。
3.プログラムソースコードからサイバーセキュリティ脆弱性を発見する能力が非常に高く、また、発見した脆弱性を突いてサイバー攻撃を成功させるための攻撃ソースコードを生成する精度も高い。
4.グルーバル団体約50団体でProject Glasswingを組成し、Mythosモデルは参画団体に限定して公開する。プロジェクト内で検証と対策検討を進め、90日以内に評価レポートを公開する。
5.Mythosは、アンソロピック技術者が設定した閉鎖IT環境から、独力で脆弱性を見つけ出してハッキングを行い、インターネット環境に脱出した。
6.Mythosが、オープンソースであるLinuxの未知の脆弱性をゼロデイ発見した。
アンソロピックが発信した「Mythos非公開の理由」がいろいろとセンセーショナルだったため、瞬く間に世界中の話題となり、「何か対策を考えないとまずいのかもしれない」という懸念が大企業を中心に高まった。

その後1週間は、第三者機関のMythos評価が話題となる。
米国・英国の第三者評価機関が、「Mythosのサイバーセキュリティ能力は確かに従来モデルよりも高い」という主旨の評価レポートを公開し、Mythos騒動が強まっていく。（※４）（※５）

4月後半からは行政サイドにも動きが見られるようになる。
自民党からはサイバー防衛緊急提言が発表され、4月24日に開催された「AI脅威に対する金融分野のサイバーセキュリティ対策強化に関する官民連携会議」は、財務大臣および金融庁・日本銀行・JPX・メガバンク各行の代表が一堂に会したということで、大きく報道された。金融企業のクライアントから、「Claude Mythosについて知りたい」という要請が湧き起こったのもこの頃だった。5月12日には、金融庁から各金融機関に対して早急な対応の要請まで出されたと報道されている。

5月に入ると、アンソロピックが「Claude Security」というサービスを発表し、高いセキュリティ機能を備えたAIを企業に限定なしで提供し始める。そして同じ時期に発表されたのが、OpenAIのGPT-5.5-Cyberというモデルだ。このAIモデルは、英国の第三者機関のレポートにて「Mythosと同等のサイバー能力を確保している」といった主旨で評価され、やはり限定公開となっている。（※６）
「Mythosだけが特別というわけではないのではないか」「今後はMythosと同様に、最新AIモデルが発表されるたびにサイバーセキュリティの心配をすることになるのだろうか」という、そこかしこで噂されていた懸念が、早くも現実となった。

        

	
    

	
		
なお、アンソロピック、OpenAIが公表しているモデルカードドキュメントやブログによると、各モデル間の関係性はおおむね以下の模様である。（※７）
・アンソロピックが、生成AI基盤モデルの精度向上を続ける中で、Claude Mythos Previewが出来上がった。前述の通り、悪用の危険があるので一般公開しないと決定。
・そこで、アンソロピックは、Claude Mythos Previewの機能を、サイバーセキュリティ性能を中心に一部低減させる対応を実施。
・その成果が、Claude Opus 4.7につながり、公開。
・Claude Opus 4.7をベースに、サイバーセキュリティ関連ガードレールの緩和等の調整を加えた特化サービスが、Claude Security。脆弱性発見能力は高いが、脆弱性を突く攻撃コードを生成する能力は従来程度に抑えている。
・同様に、OpenAIのGPT-5.5モデルに対して、サイバーセキュリティ関連ガードレールの緩和等の調整を加えたモデルが、GPT-5.5-Cyber。

	

        

	
    

	
		Mythosは本当に超高性能なのか
官民挙げて結構な騒動になっていることを、肌で感じているビジネスパーソンもおられることだろう。
私も各方面から、「Mythosについて解説してほしい」と依頼を受けている・・・
でも、Claude Mythosは、果たして本当にこんなに騒動になるほどスゴイのだろうか？　みんな大げさなのではないのか？

ということでこの章では、Mythosの評価について、各所の情報をまとめてみる。複数の情報源から情報を集め、集約・整理して表現してみた。（※８）　現時点(2026年5月12日)の情報となる。
	

        

	
    

	
		一見して、Claude Mythos Previewのカラムに赤字の性能数値が多いことが分かるだろう。Claude Mythos Preview での実測値が発見できなかったベンチマークについては、Claude Opus 4.7の性能数値を当てはめることも可能と考慮すると、さらに赤字の性能数値は多くなる。Mythosの性能が、総合的に従来モデルよりも高いと評価することには一定の蓋然性がある。
ただし、GPT-5.5にも同じくらい赤字の性能数値が多いことも、同時に見て取れるだろう。Mythosから1ヵ月程度遅れて世に出たGPT-5.5-Cyberだが、Mythosに劣らぬ性能を持っていると評価して差し支えなさそうだ。

ここから言えるのは、Mythosは確かに性能が良いのだが、ダントツのオンリーワンというわけではないということだ。前述したアンソロピックのCEOのコメントのように、他のモデルも短期間で追随してくる。2026年4月に公開された、スタンフォード大学が毎年発表しているAIレポートの最新版（※９）では、「各社の生成AI基盤モデルは、最近では性能差が非常に小さい」という旨の分析がなされている。
Mythosは確かにスゴかったのだが、今ではもうそれほどスゴイわけではない。
そして、企業が備えるべきなのは、Mythosモデル単体なのではなく、今後必ず出てくる新しいAI達であり、AI時代そのものが企業にとっての脅威となる。

ちなみにだが、Claude Mythosを否定的に論評する一部の意見も、多様な視点を提供するという意味で、併記しておく。
・Claude Mythos Previewが、オープンソースから数千件～数万件の脆弱性を発見したと言われているが、情報が一部しか公開されていないため、内容や詳細が不明。発見したとされる脆弱性の中で、本当に悪影響があってパッチ適用が必要なものは、わずかしかないのでないか。
・Claude Mythos Preview公開以前のClaudeが、ガードレールをジェイルブレイクされたうえで脆弱性発見＆サイバーアタックに悪用されたという実績検証レポート（※１０）も公開されている。Mythos以前の生成AIモデルでも、既に一定のサイバー攻撃能力を保有していた。Mythosに始まった話ではない。
・Claude Mythos Previewの、高い脆弱性発見能力や攻撃コード生成能力は、AIモデル本体の性能以外に、エージェンティックな挙動を生み出す周辺機構からの貢献が大きいのではないか。

企業は何を対応するべきか？
	

        

	
    

	
		Mythos騒動は、Claude MythosというAIモデルの脅威に対して個別に対抗策を考える問題ではない。
AI時代の全企業に対して、望む望まないに関わらず、定常的なサイバーセキュリティ対策や体制の格段の強化を強いる、マインドチェンジ問題/企業行動変容問題ととらえなければならない。

発達した生成AIは今や、サイバーセキュリティ知識の浅い人物にトップハッカーを超えるサイバー攻撃能力を提供しうる。AIの能力で、企業システムに対して未知の脆弱性を突くゼロデイ攻撃は、今後確実に増えるだろう。企業側が脆弱性に気付いたとしても、攻撃者は企業側の対策よりも速く、数十分というタイムスパンで攻撃を仕掛けることができるかもしれない。悪用されるAIモデルは、Claude Mythosモデルだけとは限らない。Mythos以前のモデルでも一定に攻撃者の役に立つし、Mythos以降のモデルは今後どのモデルでも、同じ悪用可能性を含んでいると考えるべきだ。
AIのサポートを受けた多くのサイバー攻撃者が、従来よりも一段高い水準で素早く、企業システムを狙ってくる。これはもう後戻りできず、避けられない、受け入れるしかない問題だ。AI時代の、代表的な構造デメリット問題のひとつと、評価して差し支えないだろう。

短期的な対策
AIの発達にともなう、企業サイバー攻撃水準と速度の急激なレベルアップ。
AI時代の企業は、これにどのように対抗していくべきなのだろう。

短期的目線では、「Mythosが既に発見したと言われている大量の脆弱性に、どう対処するか」という問題が、真っ先に光を当てられるだろう。

まずは、①脆弱性情報公開済み かつ パッチ公開済み かつ 自社システムへパッチ適用未済
のケースを念頭に検討を進める。
この場合、必要な対応は、「自社の各システムにひたすらパッチを適用していく」対応となる。
自社の各システムに対して、公開済みのパッチを、素早く、障害なく、適用することが求められる。
そのために、より具体的には以下のような対応が求められるだろう。
a.自社内各システムの事前リストアップと事前把握。
b.自社内各システムのSBOM事前整理。SBOMとは、Software Bill Of Materialsの略で、具体的にはシステム内で使われているオープンソースの部品表を指す。SBOMにより、どのオープンソースが自社のどのシステムに組み込まれているのか、漏れなく把握する。
c.脆弱性情報の素早い、漏れのない把握。脆弱性が公表されたら、企業としてすぐに気付き、内容を把握することが必要になる。「脅威インテリジェンスの強化」と言い換えても良い。
d.自社内各システムごとの、パッチ適用優先順位の事前設定。
e.自社内各システムごとに、パッチ適用手順の事前整理。どのようにパッチを適用するかという手順と、適用した後のテストについても事前整理し、できれば「自動化」を実現しておく。
f.上記【a】～【e】を実行するための、社内サイバーセキュリティ体制の強化。

次に、②脆弱性情報公開済み かつ パッチ未公開　のケースを念頭に検討を進める。
この場合、自社システムに対して決定的な対策を施すことができない。腹を決めて諦め、「可能な限りの準備を行ってあとは耐え忍ぶ」しか、打てる手立てがない・・・
より具体的には、以下のような対応が求められるだろう。
g.上記【a】～【f】対策の全て。
h.対象となる脆弱性の詳細内容を把握したうえで、インターネットとシステムとのアクセスポイントに、該当脆弱性に特化した、入力抑止対応を実装する。特定のルールを、システムの入り口に個別設定開発して、悪意のある入力を排除する方法。
i.自社内各システムごとに、必要であればシステム停止やインターネットからの隔離を検討し、実行する。

どれも、懸念を払しょくできる決定打となる対策ではない。
残念ながら、現時点では決定打となる対策は見つけられていない。
企業が行うべきとされている理想的なサイバーセキュリティ対応を、水準をひとつ上げ、これまで以上に抜け漏れなく実行する。それ以外に有効な対抗策は見つけられていない。

（5月17日　追記情報）
Project Glasswingに参加しているPaloalto Networks社から、ブログが公開されたので最新情報として追記したい。（※１１）

Claude Mythosなど、高度な生成AIを活用した高速なサイバー攻撃に対し、暫定的に回避を行う手段として、次のような方法も考えられる。
ひとつは、「アタックサーフェス管理(ASM:Attack Surface Management)」と呼ばれる手法。アタックサーフェス管理は、サイバー攻撃における攻撃経路・侵入経路に焦点を当てて、網羅的探索と発見・監視を行う考え方で、セキュリティベンダーから製品も販売されている。自社内の各システムに対する網羅的リストアップやSBOM整備、脆弱性把握などは本質的に必要なのだけれども、アタックサーフェス/攻撃面に焦点を置くことで、暫定的な重要箇所把握を高速化できる可能性がありえる。

もうひとつが、「仮想パッチ適用(Virtual Patching)」と呼ばれる手法。インターネット/攻撃者と各システムとの間に高度なセキュリティファイアウォールを設定し、ルールで定義された、特定の攻撃に類する可能性のある通信を遮断する考え方で、やはり製品も販売されている。Paloalto Network社は、Mythosのような高度なAIを活用した高速なサイバー攻撃に際し、パッチ適用が間に合わない局面では、このような仮想パッチ適用ソリューションの重要度が高まる可能性があると、ブログで表現している。

受けるサイバー攻撃の個別内容によって、上記のような製品ソリューションベースでの暫定対応が高い効果を発揮できるかできないか、状況は変わってくるものと予想される。しかし、Mythos対策として決定力のある妙手が見つかっていない現状では、対策を検討するうえでの選択肢のひとつとして、一考の価値があるということになるだろう。

長期的な対策
そして、短期目線よりも、長期目線の恒常的対策の方が、企業にとってより重要となる。
企業は、Mythosに限らず、また、Mythosが発見したとされる大量の脆弱性に限らず、今後出てくるであろう新しいAIモデルのリスクに備えなければならないし、今後も大量に発見されるであろう新しい未知の脆弱性に備えなければならない。
しかし、果たしてそんな対策が本当に可能なのだろうか？

そのために目指すべき対策は、実は短期的な対策のケースと変わらない。
繰り返しとなってしまうが、残念ながら、現時点では決定打となる対策は見つけられていない。

昨今の企業サイバーセキュリティ議論では、「サイバーレジリエンス」という考え方が非常に重要視されているという。『サイバー攻撃の、全部を排除したり回避したり対抗したりすることはもう諦めて、攻撃されることを前提とし、攻撃の悪影響を最小化するための対応や、リカバリー対応に注力しよう』というコンセプトだ。
まさにこのサイバーレジリエンスを基本マインドとして、攻撃された際のダメージを最小化するよう、しっかり事前準備を行う。それが現時点で最善の長期的対策ということになる。
そのためにはやはり、企業が行うべきとされている理想的なサイバーセキュリティ対応をこれまで以上に抜け漏れなく実行するしかないと、同じ話が再登場する。
長期目線でも短期目線でも、企業がやるべきサイバーセキュリティ対策はあまり変わらないと、そう言わざるをえない。
より具体的には、以下のような対応が求められるだろう。
j.前述【a】～【i】対策の全て。
k.Claude Securityサービスを筆頭とした、防御用に利用できる生成AIモデルを活用し、事前に自社システムのソースコードなどの脆弱性チェックを済ませておく。
l.事前に自社各システムの脆弱性を内部把握し、脆弱性内容に応じた個別の対策や検討を講じる。

まとめ
生成AI技術は高度に発達し、企業システムサイバーセキュリティの現実の脅威となってきている。
しかし発達したとは言え、攻撃側のAIはまだまだ、アニメやSFみたいなリアルタイムの超高性能スパイロボットとして機能できるわけではない。

それはつまり、AI時代に入ったとはいえ、企業側で「事前にどれだけ手厚く事前の準備を行うことができたか」が、レベルアップしたサイバー攻撃を防ぐうえで最大の効果をもたらす可能性が高い、ということだ。
AIによるサイバーセキュリティ脅威の増大を前提に、企業に求められる対策は、サイバーセキュリティ予算の増額と体制の強化、そして手厚い事前準備、さらに、攻撃されることを前提に悪影響を最小化させようと努力するサイバーレジリエンスマインドの定着、現時点ではこの３点に帰着するのではないかと考える。

相対的に攻撃側が有利なのは間違いない。しかし、地道な対策しかない。地道な対策が恐らく最も効果が高い。
地道な企業サイバーセキュリティ運営に、幸ありますように。
	

        
    
    （※１）
・Anthropic　Assessing Claude Mythos Preview’s cybersecurity capabilities
https://red.anthropic.com/2026/mythos-preview/
・AISI　Our evaluation of Claude Mythos Preview‘s cyber capabilities
https://www.aisi.gov.uk/blog/our-evaluation-of-claude-mythos-previews-cyber-capabilities
・OpenAI
https://openai.com/ja-JP/index/scaling-trusted-access-for-cyber-defense/
・Anthropic　System Card: Claude Opus 4.7
https://www.anthropic.com/claude-opus-4-7-system-card
・CSA　Claude Mythos: AI Vulnerability Discovery and Containment Failures
https://labs.cloudsecurityalliance.org/research/ai-vuln-discovery-containment-claude-mythos-v1-0-csa-styled/
・自由民主党　高度自律型AIの対策強化を最新AI「ミトス」巡り議論
https://www.jimin.jp/news/information/213064.html
・OpenAI　GPT 5.5 System Card
https://openai.com/index/gpt-5-5-system-card/
・金融庁　「AI脅威に対する金融分野のサイバーセキュリティ対策強化に関する官民連携会議」の作業部会の開催について
https://www.fsa.go.jp/news/r7/sonota/20260514/20260514.html
・Anthropic　Claude Security by Anthropic
https://www.anthropic.com/product/security
・OpenAI expands Trusted Access program with GPT-5.5-Cyber
https://dataconomy.com/2026/04/30/openai-expands-trusted-access-program-with-gpt-5-5-cyber/
・AISI　Our evaluation of OpenAI‘s GPT-5.5 cyber capabilities
https://www.aisi.gov.uk/blog/our-evaluation-of-openais-gpt-5-5-cyber-capabilities
・Anthropic CEO、AIサイバーリスク 今は「危険な状況」防御側の猶予は6カ月
https://www.sbbit.jp/article/fj/185322#image241597
・IMF　Financial Stability Risks Mount as Artificial Intelligence Fuels Cyberattacks
https://www.imf.org/en/blogs/articles/2026/05/07/financial-stability-risks-mount-as-artificial-intelligence-fuels-cyberattacks
・経済産業省　高性能AIへの対応に関して赤澤経済産業大臣が重要インフラ事業者との意見交換を実施しました
https://www.meti.go.jp/press/2026/05/20260501001/20260501001.html

（※２）Anthropic　Assessing Claude Mythos Preview’s cybersecurity capabilities
https://red.anthropic.com/2026/mythos-preview/
（※３）Anthropic　Project Glasswing
https://www.anthropic.com/glasswing
（※４）AISI　Our evaluation of Claude Mythos Preview‘s cyber capabilities
https://www.aisi.gov.uk/blog/our-evaluation-of-claude-mythos-previews-cyber-capabilities
（※５）CSA　Claude Mythos: AI Vulnerability Discovery and Containment Failures
https://labs.cloudsecurityalliance.org/research/ai-vuln-discovery-containment-claude-mythos-v1-0-csa-styled/
（※６）AISI　Our evaluation of OpenAI‘s GPT-5.5 cyber capabilities
https://www.aisi.gov.uk/blog/our-evaluation-of-openais-gpt-5-5-cyber-capabilities
（※７）
・Anthropic　System Card: Claude Mythos Preview
https://www.anthropic.com/claude-mythos-preview-system-card
・Anthropic　System Card: Claude Opus 4.7
https://www.anthropic.com/claude-opus-4-7-system-card
・Anthropic　Claude Security by Anthropic
https://www.anthropic.com/product/security
・OpenAI　GPT 5.5 System Card
https://openai.com/index/gpt-5-5-system-card/
・OpenAI　Scaling Trusted Access for Cyber with GPT 5.5 and GPT 5.5 Cyber
https://openai.com/ja-JP/index/gpt-5-5-with-trusted-access-for-cyber/

（※８）
・Project Glasswing
https://www.anthropic.com/glasswing
・Our evaluation of Claude Mythos Preview‘s cyber capabilities
https://www.aisi.gov.uk/blog/our-evaluation-of-claude-mythos-previews-cyber-capabilities
・Our evaluation of OpenAI‘s GPT-5.5 cyber capabilities
https://www.aisi.gov.uk/blog/our-evaluation-of-openais-gpt-5-5-cyber-capabilities
・How do frontier AI agents perform in multi-step cyber-attack scenarios?
https://www.aisi.gov.uk/blog/how-do-frontier-ai-agents-perform-in-multi-step-cyber-attack-scenarios
・Tests by a UK government agency revealed that 'Claude Mythos Preview' is capable of autonomously executing a complete network takeover attack.
https://gigazine.net/gsc_news/en/20260414-claude-mythos-preview-aisi-evaluation/#gsc.tab=0
・GPT-5.5 matches Anthropic’s Mythos in UK cyber evaluations, raising wider questions about AI security risk
https://www.thehackacademy.com/news/gpt-5-5-matches-anthropics-mythos-in-uk-cyber-evaluations-raising-wider-questions-about-ai-security-risk/
・Claude Mythos: I‘m so powerful that I’m afraid to let you use me.
https://eu.36kr.com/en/p/3757746947883783
・Gemini 3.1 Pro Model Cards
https://deepmind.google/models/model-cards/gemini-3-1-pro/
・Gemini 3.1 Pro Preview: The new leader in AI
https://artificialanalysis.ai/articles/gemini-3-1-pro-preview-new-leader-in-ai
・OpenAI‘s GPT-5.5 is the new leading AI model
https://artificialanalysis.ai/articles/openai-gpt5-5-is-the-new-leading-AI-model
・AA-Omniscience: Knowledge and Hallucination Benchmark
https://artificialanalysis.ai/evaluations/omniscience
・Hugging Face zai.org/GLM-5.1
https://huggingface.co/zai-org/GLM-5.1/commit/bef021499129c8734c071411f980c5c718874da3
・Model Drop: GPT-5.5
https://handyai.substack.com/p/model-drop-gpt-55

（※９）Stanford University　The 2026 AI Index Report
https://hai.stanford.edu/ai-index/2026-ai-index-report
（※１０）Dragos　AI in the Breach: How an Adversary Leveraged AI to Target a Water Utility’s OT
https://www.dragos.com/blog/ai-assisted-ics-attack-water-utility
（※１１）Paloalto Networks　フロンティアAIのサイバーセキュリティへの影響についての防御担当者向けガイド: 2026年5月更新
https://www.paloaltonetworks.com/blog/2026/05/defenders-guide-frontier-ai-impact-cybersecurity-may-2026-update/?lang=ja


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