◆最近、携帯電話のデータ通信高速化が急速に進展しつつある。
◆無線LANにおいても、基地局(アクセスポイント)の整備が徐々に進展する一方、「iPhone」や携帯ゲーム機など、無線LANを標準搭載した魅力ある携帯端末が牽引する形で、潜在的な利用ニーズが拡大している。
◆モバイルWiMAXやXGPなど、高速モバイル通信の新方式が登場する一方、近接無線でも多様な方式が存在する。これらの方式はそれぞれ一長一短であり、今後も複数の通信方式が混在しよう。
◆M2M(機器間通信)の分野では、これまで中心であった業務用端末だけでなく、家電など消費者向け機器にも無線機能の搭載が進みつつある。
◆用途の多様化とともに、無線方式もさらに多様化が進むと予想される。
◆そうした中、通信事業者としては、複数の無線通信方式を組合せ、個別方式の短所をカバーする形でのサービス提供が求められよう。
◆現在でも、携帯回線と無線LANや、モバイルWiMAXと無線LANなどを組合せたサービスが行われている。このトレンドは今後も続くだろう。コグニティブ無線など、複数方式の組合せを支援する技術も実用化が近い。
◆こうした「組み合わせ」サービスは、携帯キャリア(通信事業者)がすでに一部で提供を開始している。その一方で、この種のサービスの担い手としては、自社のインフラを保有せず、他社のインフラを自由に組合せることができるMVNO(Mobile Virtual Network Operator)も適している。
◆従来、MVNOは拡大が進まなかったが、(1)携帯回線のMVNOへの開放、(2)MVNE(Mobile Virtual Network Enabler)事業者の充実により、状況は変わりつつある。複数方式の組合せによる通信サービスの拡大は、MVNOにとって重要な事業機会といえる。
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