新興国経済
新興国マンスリー(2017年4月)トランプ相場の変調と新興国

~いいとこどりの新興国に反動のリスク?~

2017年4月5日

サマリー

◆トランプ相場の変調も、期待先行による過度のドル金利の上昇やドル高が抑制されたとみれば悪いことではない。もっとも、トランプ政権の政策執行能力に対する疑念が強まりながらも株価の高値が続くといった、微妙なバランスの持続性は疑ってかかるべきであろう。それが崩れたとき、想定される被害者の筆頭は新興国である。

◆来るフランス大統領選挙は、有権者の「選択肢の少なさ」において、ポピュリズム躍進を阻んだとされる3月のオランダ大統領選挙よりも、Brexitを決めた英国の国民投票や米国の大統領選挙に近い。といって、仮にルペン大統領が誕生したとしても、それがすぐさまフランスのEU離脱につながるわけではない。問題は、経済的矛盾を乗り越えてEU統合を支えていく政治的意思が大きく損なわれることであり、やはりフランス大統領選挙の結果は、EUの存続にとって重要な節目となり得る。

お気に入りへ登録

この記事を「お気に入りレポート」に登録しておくことができます。

このレポートのURLを転送する

  • @

お問い合わせ

PDFファイルの閲覧にはAdobe® Reader®新しいウィンドウで開きますが必要となります。お持ちでない方は、アドビ システムズのウェブサイトから無償ダウンロードができます。
なお、Adobe® Reader®のインストール方法は、アドビ システムズ ウェブサイト新しいウィンドウで開きますをご覧ください。

Get Adobe® Reader®

リサーチ

リサーチメールマガジン

大和総研研究員によるレポートやコラム、書籍・刊行物などの最新情報を適宜お届けします。

ダイワインターネットTV

2017年9月28日
欧州経済・金融見通し ~ブレグジット交渉に行き詰る英国~

書籍

川村 雄介 監修・著、
大和総研 著
『習近平時代の中国人民元がわかる本』

誕生から半年が過ぎようとして、“改革”に力が入る中国・習近平政権。なかでも、人民元は、中国が世界にアピールできる1つの武器となっている。本書では、人民元に対する素朴な疑問から、中国が目指す未来まで分かりやすく解説。そして、変わりゆく人民元に投資する際の留意点なども指摘している。

川村 雄介 監修・著、
大和総研 著
『ミャンマー開国 ― その経済と金融 ―』

民主化政策への転換を図り、開国したミャンマー。本書では、ミャンマーの歴史・政治体制を俯瞰し、人的資本、産業構造、対外関係、金融・財政などを統計に基づき客観的に解説、抱える課題や今後の経済発展に必要な政策についても述べています。ミャンマーをより深く理解して頂くため、多くのビジネスマンに活用して頂ければ幸いです。