新興国経済
新興国マンスリー(2012年6月)金融緩和のハードルが高まる

~ギリシャ再選挙はリスク許容度回復をもたらすか~

2012年6月4日

ロンドンリサーチセンター 児玉 卓
新興国リサーチチーム

サマリー

◆昨年後半に次ぐ再度の為替レート下落に見舞われ、輸入インフレの圧力が広範な新興国で増している。金融緩和のハードルが高くなり、新興国全体の景気回復時期を先送りさせる要因である。

◆新興国通貨下落の主因はユーロ圏の混迷にあり、市場が嫌う「不透明感」がギリシャ再選挙でピークに達するという見方は一定の説得力を持つが、緊縮政策をめぐるギリシャとユーロ圏の条件闘争が確実視される中、ギリシャのユーロ離脱懸念が払拭されることは期待しがたい。原油価格の下落は朗報だが、短期的にはユーロ圏混迷の悪影響を相殺するには不十分である。

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2017年9月28日
欧州経済・金融見通し ~ブレグジット交渉に行き詰る英国~

書籍

川村 雄介 監修・著、
大和総研 著
『習近平時代の中国人民元がわかる本』

誕生から半年が過ぎようとして、“改革”に力が入る中国・習近平政権。なかでも、人民元は、中国が世界にアピールできる1つの武器となっている。本書では、人民元に対する素朴な疑問から、中国が目指す未来まで分かりやすく解説。そして、変わりゆく人民元に投資する際の留意点なども指摘している。

川村 雄介 監修・著、
大和総研 著
『ミャンマー開国 ― その経済と金融 ―』

民主化政策への転換を図り、開国したミャンマー。本書では、ミャンマーの歴史・政治体制を俯瞰し、人的資本、産業構造、対外関係、金融・財政などを統計に基づき客観的に解説、抱える課題や今後の経済発展に必要な政策についても述べています。ミャンマーをより深く理解して頂くため、多くのビジネスマンに活用して頂ければ幸いです。