中国経済
中国:預金準備率引き下げで景気を下支え

想定以上の景気減速リスクを警戒、分野限定から経済全体の下支えへ

2015年2月5日

サマリー

◆中国人民銀行は2015年2月5日より、全金融機関の預金準備率を0.5%引き下げた。小型零細企業向け貸出比率の高い一部金融機関には引き下げ幅を上乗せした。

◆金融面の景気下支え策は、2014年4月と6月の三農(農業、農村、農民)、小型零細企業のテコ入れを目的とした預金準備率引き下げから、11月22日の2年4ヵ月ぶりの利下げ、そして今回の全金融機関を対象とする預金準備率引き下げという具合に、分野限定のサポートから経済全体の下支えへと範囲がより広くなってきている。

◆2014年の実質GDP成長率は7.4%に減速し、2015年3月5日から開催される第12期全国人民代表大会(全人代)第3回会議では、2015年の成長率目標が7%前後に設定されるとの見方が多い。これがソフトランディング・シナリオであり、当局の懸念は、これを下回り、雇用が悪化するような事態を招くことにある。今後も景気のソフトランディングを目的とした追加金融緩和策の実施が想定される。

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欧州経済・金融見通し ~英国は本当にEUを離脱するのか?~

書籍

川村 雄介 監修・著、
大和総研 著
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誕生から半年が過ぎようとして、“改革”に力が入る中国・習近平政権。なかでも、人民元は、中国が世界にアピールできる1つの武器となっている。本書では、人民元に対する素朴な疑問から、中国が目指す未来まで分かりやすく解説。そして、変わりゆく人民元に投資する際の留意点なども指摘している。

川村 雄介 監修・著、
大和総研 著
『ミャンマー開国 ― その経済と金融 ―』

民主化政策への転換を図り、開国したミャンマー。本書では、ミャンマーの歴史・政治体制を俯瞰し、人的資本、産業構造、対外関係、金融・財政などを統計に基づき客観的に解説、抱える課題や今後の経済発展に必要な政策についても述べています。ミャンマーをより深く理解して頂くため、多くのビジネスマンに活用して頂ければ幸いです。