中国経済
中国経済転換の鍵を握る地方政府

2013年12月2日

  • 常務理事 金森 俊樹

サマリー

◆習近平・李克強体制となった中国では、客観的なマクロ経済の諸条件に加え、前政権下で積み残された問題をハイライトすることによって、新政権としての独自性を示し、求心力を高めたいという側面もあってか、中国経済が様々な点から見て今転換期を迎えており、構造改革を進めていく、あるいはいかざるを得ない時期にさしかかっているという認識を強く打ち出すようになっている。注目された11月の三中全会でも、「全面深化改革」の姿勢を強く打ち出し、改革の実行を担保するため、改革指導チーム(領導小組)を立ち上げた。しかし、構造改革が進み、うまく転換期を乗り越えられるかどうかの多くは、地方政府にかかっており、今後同チームが、特に地方との関係で、どう指導力を発揮していけるか注目される。

(*)本稿は、外国為替貿易研究会発行「国際金融」11月号に掲載された同タイトルのレポートを、その後のデータ、情報を基に加筆修正したものである。

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2016年7月7日
欧州経済・金融見通し ~英国は本当にEUを離脱するのか?~

書籍

川村 雄介 監修・著、
大和総研 著
『習近平時代の中国人民元がわかる本』

誕生から半年が過ぎようとして、“改革”に力が入る中国・習近平政権。なかでも、人民元は、中国が世界にアピールできる1つの武器となっている。本書では、人民元に対する素朴な疑問から、中国が目指す未来まで分かりやすく解説。そして、変わりゆく人民元に投資する際の留意点なども指摘している。

川村 雄介 監修・著、
大和総研 著
『ミャンマー開国 ― その経済と金融 ―』

民主化政策への転換を図り、開国したミャンマー。本書では、ミャンマーの歴史・政治体制を俯瞰し、人的資本、産業構造、対外関係、金融・財政などを統計に基づき客観的に解説、抱える課題や今後の経済発展に必要な政策についても述べています。ミャンマーをより深く理解して頂くため、多くのビジネスマンに活用して頂ければ幸いです。