東南アジア経済
ASEAN NOW (Vol.6)

アセアン域内緊密化計画

2011年11月8日

経済調査部 佐藤 清一郎

サマリー

◆アセアンは域内関係を深化させるために様々なことを行なっている。その内、大きな柱となっていると思われるのが、アセアンコネクティビティという考えである。これは3つのアプローチからなる。第1が、物理的観点でのアプローチ、第2が、制度的観点でのアプローチ、そして、第3が、人的観点でのアプローチである。

◆物理的観点というのは、地理的な距離を短くするというもので、たとえば、高速道路、高速鉄道、港湾、空港等の整備が含まれる。制度的観点というのは、各国の制度面での違いを極力少なくして、域内関係を近くしようというもので、たとえば、貿易手続きの共通化などが含まれる。人的観点というのは、加盟国間の人々の交流を促進しようというもので、各国の文化交流などが含まれる。

◆これら3つのアプローチは、相互に密接に関わっており、各アプローチでの課題を解決していく過程で、それぞれのアプローチの効果は、相乗的に現れてくると思われる。アセアンコネクティビティのマスタープランに盛り込まれた課題が解決されていけば、アセアン域内は、相当に緊密化していくことが期待される。

◆結果として、アセアン地域は、経済体質が強化され、アジア地域での存在感を増していくことになるであろう。

レポートをダウンロードする

お気に入りへ登録

この記事を「お気に入りレポート」に登録しておくことができます。

このレポートのURLを転送する

  • @

お問い合わせ

PDFファイルの閲覧にはAdobe® Reader®新しいウィンドウで開きますが必要となります。お持ちでない方は、アドビ システムズのウェブサイトから無償ダウンロードができます。
なお、Adobe® Reader®のインストール方法は、アドビ システムズ ウェブサイト新しいウィンドウで開きますをご覧ください。

Get Adobe® Reader®

リサーチ

リサーチメールマガジン

大和総研研究員によるレポートやコラム、書籍・刊行物などの最新情報を適宜お届けします。

ダイワインターネットTV

2016年7月7日
欧州経済・金融見通し ~英国は本当にEUを離脱するのか?~

書籍

川村 雄介 監修・著、
大和総研 著
『習近平時代の中国人民元がわかる本』

誕生から半年が過ぎようとして、“改革”に力が入る中国・習近平政権。なかでも、人民元は、中国が世界にアピールできる1つの武器となっている。本書では、人民元に対する素朴な疑問から、中国が目指す未来まで分かりやすく解説。そして、変わりゆく人民元に投資する際の留意点なども指摘している。

川村 雄介 監修・著、
大和総研 著
『ミャンマー開国 ― その経済と金融 ―』

民主化政策への転換を図り、開国したミャンマー。本書では、ミャンマーの歴史・政治体制を俯瞰し、人的資本、産業構造、対外関係、金融・財政などを統計に基づき客観的に解説、抱える課題や今後の経済発展に必要な政策についても述べています。ミャンマーをより深く理解して頂くため、多くのビジネスマンに活用して頂ければ幸いです。