証券・金融取引の法制度
東証上場会社による自己株式取得の方法

市場外での取得と市場内の取得の複数の方法

2008年5月9日

制度調査部 金本 悠希

サマリー

◆会社が自己株式を取得する方法には、制度上複数の方法が認められている。東証上場会社が上場自己株式を取得する方法には、(1)「公開買付けによる市場外での取得」と、(2)「特定の株主からの市場外での相対取得」、(3)「事前公表型の市場内での取得」、(4)「(3)以外の市場内での取得(オークション市場での単純買付け)」の4種類がある。

◆(1)は、公開買付手続きにそって行うため、法定公告や届出書・報告書などの提出が義務付けられる。また、多岐にわたる重要事実を公表することも義務付けられる。

◆(2)は、取得する株式の種類・数などについての株主総会の特別決議と、特定の株主への通知又は公告が要求される。

◆(3)の事前公表手続きは、簡略化された様式をTDnet登録すればよい。(3)にはさらに複数の買付手法が認められ、そのうち各種のメリットがある「終値取引(ToSTNeT-2)による買付」による取得が多いとされていた。しかし、現在は、今年1月15日から開始された「自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による買付」の利用の方が上回っているようである。

◆(4)は、買付数量に制限がなされている。

レポートをダウンロードする

お気に入りへ登録

この記事を「お気に入りレポート」に登録しておくことができます。

このレポートのURLを転送する

  • @

お問い合わせ

PDFファイルの閲覧にはAdobe® Reader®新しいウィンドウで開きますが必要となります。お持ちでない方は、アドビ システムズのウェブサイトから無償ダウンロードができます。
なお、Adobe® Reader®のインストール方法は、アドビ システムズ ウェブサイト新しいウィンドウで開きますをご覧ください。

Get Adobe® Reader®

リサーチ