経済分析レポート
1月貿易統計

輸出数量の大幅増と輸入価格の低下で貿易赤字は大幅縮小

2015年2月19日

  • エコノミック・インテリジェンス・チーム エコノミスト 橋本 政彦

サマリー

◆2015年1月の貿易統計では、輸出金額は前年比+17.0%と5ヶ月連続の増加となった。円安による押し上げを主因に輸出価格が同+5.2%と上昇したことに加えて、輸出数量が同+11.2%と急増したことが輸出金額を押し上げた。季節調整値で見た輸出金額も前月比+1.8%と8ヶ月連続で増加しており、増加傾向が続いている。輸出金額は市場コンセンサス(前年比+13.5%)から大きく上振れしたが、これは輸出数量が想定以上に大幅に増加したためであり、内容的にも非常にポジティブ。

◆一方、輸入金額は、前年比▲9.0%と2ヶ月ぶりの前年割れとなった。輸入数量が同▲6.3%と減少したことに加えて、原油価格下落により輸入価格が同▲2.9%と2012年10月以来の前年割れとなったことが輸入金額を押し下げた。

◆貿易収支は、▲1兆1,775億円と31ヶ月連続の赤字となったものの、輸出の大幅増と原油価格下落による輸入の減少により、赤字幅は前年同月の半分以下の水準まで急減した。季節調整値で見た貿易収支も▲4,061億円と、4ヶ月連続で赤字幅が縮小した。

レポートをダウンロードする

お気に入りへ登録

この記事を「お気に入りレポート」に登録しておくことができます。

このレポートのURLを転送する

  • @

お問い合わせ

PDFファイルの閲覧にはAdobe® Reader®新しいウィンドウで開きますが必要となります。お持ちでない方は、アドビ システムズのウェブサイトから無償ダウンロードができます。
なお、Adobe® Reader®のインストール方法は、アドビ システムズ ウェブサイト新しいウィンドウで開きますをご覧ください。

Get Adobe® Reader®

リサーチ

リサーチメールマガジン

大和総研研究員によるレポートやコラム、書籍・刊行物などの最新情報を適宜お届けします。

ダイワインターネットTV

2017年7月11日
日本の住宅市場が抱える問題~貸家バブルを考える~

書籍・刊行物

熊谷亮丸、大和総研
トランプ政権で日本経済はこうなる(日経プレミアシリーズ)

「波乱はなし」と思われた米大統領選で、まさかのトランプ勝利!今後の米国・日本経済では何が起きるのか?トランプ勝利で不透明感の強まる米国の通商政策や金融規制、環境政策、日本経済の先行きについて、大和総研のエコノミストたちがやさしく、わかりやすく解説しています。2017年の経済情勢を見通すうえで必読の一冊です。

熊谷 亮丸 監修、大和総研 編著
この1冊でわかる 世界経済の新常識2017

「米国大統領選挙」「Brexit」「中国『バブル』崩壊」「FinTech」・・・私たちの日常生活には、「世界経済」に関するニュースがあふれています。本書では、トランプ大統領誕生による米国経済への影響をはじめ、世界経済はどんな仕組みで動いているのか、なぜ世界経済の動きが日本経済に影響を及ぼすのかなどについて、わかりやすく解説しています。