大和総研とトアストン・テクノロジー、日本及びアジアの金融市場の決済処理をクラウド基盤上で実現する ソフトウエア「インフェルノ」の導入で協業

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2012年10月29日

  • 株式会社大和総研
    トアストン・テクノロジーリミテッド

株式会社大和総研(本社:東京都江東区、代表取締役社長:深井 崇史、以下 大和総研)とトアストン・テクノロジーリミテッド(本社:ロンドン、CEO:ブライアン・コリングス、以下 トアストン)は、日本及びアジア地域での、企業全体の決済業務や経理業務をクラウド基盤上で実現できるソフトウエア「インフェルノ」の導入で協業することを発表しました。


インフェルノは多様な金融商品をサポートしており、株式決済業務に必要な大量処理や、金融派生商品のような複雑な処理を行うことが可能です。そのため、投資銀行や投信・投資顧問会社、ヘッジファンド、証券会社などに統合的に提供することができます。また、ミドル・バックオフィスコストの低減や、フロント業務の効率改善、法規制遵守対応の簡素化、顧客サービスの高度化、リスク管理のサポートといった、時代の求めるニーズに対応しています。


大和総研は、既にインフェルノの導入実績があり、大和証券キャピタル・マーケッツヨーロッパ(ロンドン)では、インフェルノの持つ転換社債、株式関連・ヘッジ商品、及び外国為替・マネーマーケット機能を利用しています。現在、現物株式や債券部分をメインフレームからインフェルノに移行中で、2013年に完了する予定です。


また、大和総研は、2012年5月にミャンマー中央銀行及び株式会社東京証券取引所グループと共同で、ミャンマーにおける証券取引所設立及び資本市場育成支援への協力に関する覚書を締結致しました。さらに最近では、大和証券のオンライン取引システムのシステム刷新を行いました。


大和総研の鈴木 孝一(すずき こういち)専務取締役は、「インフェルノという製品がこれだけ多様な金融商品を横断的にカバーしていることは、トアストンとの連携強化にも繋がっています。我々は日本や特に新興アジア市場でインフェルノのような新しい多様な商品に対応するソフトウエア製品が、コストの効率化や運用の改善に寄与できると信じています。インフェルノが提供するSaaS(Software-as-a-service)は大和総研のシンクライアント・サービスやクラウド基盤と相性が良く、一層のコスト削減効果に繋がると考えております。」と語っております。


トアストンのブライアン・コリングスCEOは、「ミャンマーのような国々での金融市場の発展の過程から多数のビジネス機会が訪れると考えており、大和がその地域で培ってきた経験を評価しています。これから、大和総研と一緒に仕事をするのを楽しみにしています。」と語っております。


大和総研について
大和総研は1989年の設立以来、大和証券グループのシンクタンクとして、調査、コンサルティング、システムソリューションの3つの機能を持ち、高度な情報サービスを担う専門家集団として、変化する時代のニーズに応えてきました。


トアストン・テクノロジーについて
トアストン・テクノロジーは、ロンドンを本社に、ニューヨーク・香港にも拠点を持ち、全世界の金融市場に対応した証券、金融派生商品向け処理のソフトウエアを提供します。 代表的な製品には、複雑な金融派生商品から多量の株式処理までの幅広い金融商品において、大量の決済処理のSTP(Straight Through Processing)化を実現するソフトパッケージ「インフェルノ」が挙げられます。このパッケージは、現在の細分化され高度に規制された市場向けにデザインされたものです。