おいしい野菜を買おう

2011年5月17日

  • ニューヨークリサーチセンター 奥谷貴彦
最近、食材を買う回数が増えた。Fresh Directという通販を使うようになったからである。初めは生鮮食料品を通販で買うことに抵抗があったが、一度使うとその良さがわかった。重たい物もワンクリックで早ければ翌日には自宅に送られてくる。新鮮な魚や野菜なども手に入りやすい。スマートフォンにも対応している。空いた時間に商品の写真や説明を見ながら購入できるので便利だ。以前買った商品が表示されるので、気に入った商品があれば簡単に再購入できる。レジで並ぶ必要も無い。

日本でもオイシックスなどの通販が人気のようである。オイシックスでは放射線検査を行った上で、関東・福島県産の野菜などを販売している。消費者が気に入ってその購入を繰り返せば、持続的な被災地の産業支援にもつながるだろう。社員食堂で福島県の野菜を使用する企業も出てきた。

ニューヨークでも日本を支援したいという友人は多い。そのニューヨークも悲劇に見舞われた経験がある。同時多発テロの後、ジュリアーニ市長(当時)が強力なリーダーシップで復興を成し遂げたことは記憶に新しい。ジュリアーニ市長は新作のミュージカルを見に行こう、レストランに行こうと、意気消沈する市民を励ましていた。ミュージカルや外食産業はニューヨーク市で重要な産業でもある。ニューヨークの市民は団結してその悲劇を乗り越えた。

また市民を励ますことを目的として、トライベッカ・フィルム・フェスティバルという映画祭が開催されるようになった。トライベッカは世界貿易センタービルに隣接する住宅街である。これは俳優のロバート・デニーロや映画プロデューサーのジェーン・ローゼンタールらが始めた試みである。映画祭では家族連れが楽しめるように工夫がなされており、今では多くの市民が参加する大きなイベントになっている。

災害が市民に与えた心の傷は深いが、努めて前向きに行動する市民の努力も復興の要だったのだろうと感じる。

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