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イノベーションのジレンマに克つ

「ターンオーバーリスク」とガバナンス、中計、ビジョン

2016年2月25日

  • コンサルティング・ソリューション第三部 コンサルタント 江藤 俊太郎

サマリー

◆『イノベーションのジレンマ(※1)』は、今なお示唆に富む書物である。なぜならその「ジレンマ」の克服は企業にとって極めて困難であるからだ。

◆その中で、意図して「イノベーションのジレンマ」克服への努力を続ける日東電工を取り上げる。

◆「イノベーションのジレンマ」を含めて、ビジネスにおいていつのまにか他社が打ち出した新機軸・新概念により優位を失うリスクがある。これを「ターンオーバー(「売上高」が「ひっくり返される」)リスク」と名付ける。有価証券報告書のリスクに関する情報をみると、このターンオーバーリスクについての掘り下げが甘い企業が少なくない。

◆大事なことは、①自社と競合の未来位置についてじっくり考えること、②ターンオーバーの危機に備えたガバナンス体制を確立すること、その上で③イノベーションをビジョンに掲げ、中期経営計画において説明することである。

(※1)『イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき(邦題)』は、1997年のハーバード大学ビジネススクールのC・クリステンセン教授による書物。原題は『The Innovator’s Dilemma』

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