<実践>イノベーション経営

テーマの概要

イノベーション経営が企業の元気の素

「日本企業には元気がなくなった」と言われるようになって久しい。かつて日本企業が圧倒的に強かった分野も含めて、日本企業には昔日の勢いは感じられないと思う人は多いでしょう。

実際のところ、日本企業は本当に元気をなくしたのだろうか? もし、元気がないとしたら、その原因は何だろうか? どうしたら、再び元気を取り戻すことができるのだろうか? 意識的に日々の業務から一歩引き、こうした問いを発し、考えてみることが大事だと私たちは考えます。

私たちの問題意識は、「日本企業が元気になること」です。その一つの鍵は、『イノベーション経営』にあります。イノベーションは、プロダクトイノベーションやプロセスイノベーションだけではありません。広義には、新しい販路の開拓や新しい組織の実現も含まれます。企業が元気になるためには、いかにイノベーティブな組織になるかが大事です。

『イノベーション経営』をテーマとする私たちの取り組みの姿勢は、二つのキーワードに集約されます。「楽しむこと」と「続けること」です。このテーマを研究する私たち自身が、試行錯誤を繰り返しつつ、予期せぬ結果に出会うことを楽しみたい。

読者の皆様が、私たちの試行錯誤を横目で見ながら、「何だか楽しそうだ」「自分もやってみよう」という気分を持っていただけたならば、私たちにとってこれに優る喜びはありません。

テーマの方針

イノベーション経営の分析視点

一人一人の個性のぶつかり合いで、ともすると発散し、空中分解しかねない私たちのプロジェクトであるが、だからこそ、現時点で可能な方向付けを行っておきたい。私たちは以下のような分析視点を持って、『イノベーション経営』を考察することとします。

  1. ファイナンス・アプローチ
    • イノベーションにおける資金の問題は、組織の問題と密接に関わる。イノベーションをどのような組織で行うか、その組織はどのように資金を確保するかは、その後のイノベーションの展開に大きな影響を与える。注目を集めているクラウド・ファンディングもこうした文脈で考察します。
  2. マネジメント・アプローチ
    • 変化する時代をリードするためには、企業として目指すべき姿を構想することとともに、イノベーションを活性化する組織のデザインを行うことが大事です。こうした点も含めて、マネジメントのイノベーションへの関与のあり方がここでの主題となります。
  3. ストラテジック・アプローチ
    • イノベーションのゴールは新たな顧客価値の創造です。そのための仕組み・仕掛けとして、自社のリソースを中心とするか、それともよりオープンな仕組みを利用するかは、企業の顧客・競合企業との関係に重要な影響を及ぼします。M&Aの活用も重要な論点となるでしょう。
  4. ビジネスアフェア・アプローチ
    • イノベーションを促進する上で、現場に対する動機付け、管理とともに、どのように知識を組織内に蓄積し、利用可能にするかも大事です。換言すれば、考え方・行動の仕方の変化と知識の共有がここでの主題となります。
  5. アカウンタビリティ・アプローチ
    • イノベーションも企業活動上の取り組みである以上、成果についてのアカウンタビリティが必要となります。誰の誰に対するアカウンタビリティかがここでは大事です。企業の経営者が株主・投資家に対して有するアカウンタビリティとともに、企業内部でのアカウンタビリティもテーマとなります。
  6. ヒストリカル・アプローチ
    • イノベーションの内容とそのための仕組みは、業界・企業が置かれたその時々の経営環境や、成長期・成熟期といった発展段階にも影響を受けます。こうした時系列の観点に照らして、その業界・企業にとって、イノベーションがどのような変遷を遂げてきたのか、また、今後どのような方向性や課題が想定されるのかについて考察します。
  7. グローバライジング・アプローチ
    • かつては先進国から途上国へ向かってイノベーションが伝播していくことが一般的な見方であったが、その逆の形、すなわち「リバース・イノベーション」という見方が注目を集めています。こうした点を含めて、イノベーション経営をグローバルな観点から分析します。

以上、『イノベーション経営』というテーマに多面的な角度から迫り、掘り下げていきます。

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