<実践>ヒューマンリソース

テーマの概要

社会の変化を見据えた人事戦略と効果的なモデルの探求

超高齢社会やグローバル化、そして人材の価値観の多様化に適応していくためには『人』に関する潜在的なテーマを発掘し、効果的な対策を検討するプロセスが不可欠です。人事制度設計・運用の領域にとどまらず、『経営として人材をどう捉えなおすか』、という戦略的な問いが出発点です。

一つの方向性として多様性(ダイバーシティ)というビッグキーワードが市民権を得ています。そこに多様な価値観や働き方を尊重するというような前向きな思考が根底にあるはずです。同時にビジネスとしての制約条件も存在します。多様性に求められる自由度と制約条件のギャップをどのようにして折り合いをつけていくのかということが求められています。妥協点を探るのではなく、前向きな議論を通じて最適化していく発想が重要であると解します。

経営と人材の関係を最適化できる有効なモデルや具体的な解決策を構築することが狙いです。

テーマの方針

ヒューマンリソースの分析視点

多様性を満たす最適化の仕組みやツールを、モデルを通して実務レベルまで考察してみようというのが本テーマのミッションです。過去にとらわれることなく、自由闊達な議論をベースにして近未来の人材戦略に迫ってみたいと考えます。

  1. ファイナンス・アプローチ(コストから投資の視点へ)
    • P/L上はコストとして認識される人件費に投資の発想をどこまで織り込めるか、労働分配率に代表される総額人件費配分に代わる新しい考え方や指標があるのかを考察します。
    • 国家財政の問題にも取り上げられている社会保障費用、その中でも健康保険の課題は避けて通ることができません。社員の健康の視点にも注力します。
  2. マネジメント・アプローチ(多様性を受け止めるマネジメント)
    • 個々人の達成感ややりがいを前提とした経営目標の遂行を考えた場合の組織の在り方、マネジメントの仕組み、期待されるリーダー像に迫り、考察します。
    • 労働力人口が減少する中で期待される女性や高齢者の活躍ですが、制度設計も含めてまだまだ充分とはいえません。例えば女性の活躍を女性の課題としてとらえるのではなく、経営戦略のテーマの一つとして考察します。
  3. ストラテジック・アプローチ(戦略の実現を目的としたモデル構築)
    • 経営戦略の実現へ向けた人材の採用、育成・配置、活用に関するモデル構築とその有効性、さらには制度設計や制度改定への応用を考察します。
  4. ビジネスアフェア・アプローチ(課題の認識と共有)
    • 人事制度設計とその運用の間にあるギャップや課題を認識し、共有していくことが重要です。現場で起こっている事象から浮かび上がる問題点は何か、それを認識し共有する場の設定、解決へのアプローチやツールについて考察します。
  5. アカウンタビリティ・アプローチ(説明責任)
    • 企業として株主をはじめとするステークホルダーはもちろん、従業員への説明責任もより重要度の高いテーマとなります。
    • また就職活動を行う学生、転職を希望する中途採用者への説明の視点も欠かせません。
  6. ヒストリカル・アプローチ(温故知新の視点)
    • 未来のみをフォーカスするのではなく、人や組織に係る歴史的変遷を知ると同時に、そこから得られる知見や発見を活かしながら、新しい解釈や意味づけを行い考察します。
  7. グローバライジング・アプローチ(和魂洋才の視点)
    • 今の時代は国内にいてもグローバル化の影響を受けています。国内と海外という切り口ではなく、活動の場はグローバルであり、地理的に存在するのが日本であるという前提に立って考察します。「意外な国の意外な制度が課題解決のヒントになった?」というような場面に遭遇することも想定されます。
    • また、我が国においては、労働人口の減少が進む中、女性や高齢者の就業者を増やす取り組みに加え、外国人労働者に門戸を広げる動きもあります。移民の受け入れ問題なども議論になってくるものと思われます。

<実践>ヒューマンリソースチーム

リーダー

メンバー

レポート・事例研究

コンサルティング重点テーマレポート

コンサルティングインサイト

コラム

書籍 人材マネジメント大転換「健康戦略」の発想と着眼点

本書は20年後の社会を予測したうえで、企業が現在取り組むべき課題に対し、ひとつの解答を示したものである。特に「社員の健康」「多様性の受容」「人件費=投資」の3つの視点が重要である。

将来の人口構造や社会の変化、特に若者を中心とした消費行動の変化、技術革新などの動向も考慮しつつ、企業と人材を取り巻く環境や関係がどのように変化するか、その変化に対して効果的な施策を打つために、今から何を考え、実行に移すべきかについて考察する。

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