エマージング・マーケット・ニュースレター
CLMV諸国におけるコメ生産とポストハーベスト・ロスの現状と課題(2)

カンボジアのコメ産業を中心として

2014年1月31日

  • アジア事業開発グループ チーフコンサルタント 瀬越 雄二
  • シニアコンサルタント 横山 幹郎

サマリー

◆コメは、カンボジアでは主要な農産物であると同時に主食でもある。カンボジアは、計画経済体制以前には、タイ、ベトナム、ミャンマーと共にアジア有数のコメ輸出国であったが、1970年代から25年続いた内戦の影響により生産量は激減し、食糧困窮の状況に陥った。1990年代からの市場経済への移行に伴い、コメ生産は徐々に回復し、2009年には再びコメ輸出国の地位を回復した。しかし、同国のコメ生産性は、依然、近隣のコメ輸出諸国と比べると低く、ラオスやミャンマーより更に低い。カンボジア政府は、2015年までにコメの生産性を二倍にし、再びコメ輸出大国になることを公表した。しかし、目標達成には、治水インフラ、バリューチェーン、ポストハーベスト問題等の課題が山積している。本稿では、CLMV諸国とりわけベトナムおよびミャンマーと共にコメ輸出大国を志向する同国が今後如何にコメ輸出を増やすか、更に、国民経済への寄与が高いコメ生産を如何に自給自足型農業から産業としての農業にシフトさせるかという点に焦点を当て、カンボジアのコメ農業の現状を分析し、コメ農業の産業化並びにコメの輸出拡大と農家の所得向上の問題に触れる。

 

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